高校生の頃に原付免許を取得し、通学や通勤に活用していた人の中には、大人になってから普通二輪免許を取得し、中型バイクデビューを果たす人が多数います。今回は、原付から普通二輪免許にステップアップするケースについて、実例やメリットを交えながら詳しく解説します。
原付からステップアップする人は実際に多い
高校時代に原付バイクを利用していた人の多くは、バイクの楽しさや利便性を実感し、大人になってから普通二輪免許(中型バイク)へとステップアップする傾向があります。教習所関係者によれば、二輪免許取得者の中には「原付経験者」がかなりの割合を占めているそうです。
特に、通学やアルバイトで日常的に原付に乗っていた人は、交通感覚や基本的な操作が身についているため、二輪免許の取得にも前向きです。
原付経験があると教習がスムーズに進む
普通二輪の教習では、原付とは異なるギア操作や高速道路での走行、安全確認の徹底などが求められます。しかし、すでに原付で交通ルールや基本的な乗車感覚を体験している人は、初めてバイクに触れる人よりも習得が早い傾向にあります。
たとえば、ウインカー操作やミラー確認などの基本が無意識でできることは大きなアドバンテージです。
原付では物足りなさを感じる瞬間も
原付(50cc)は法定速度が30km/hで、二段階右折の義務もあるなど、交通ルールに制限が多い乗り物です。そのため、通学や買い物など短距離移動には便利ですが、長距離移動やツーリングを楽しみたいと感じるようになると、やはり物足りなさを感じる人が増えます。
こうした背景から、「やっぱり中型バイクに乗りたい」という思いが芽生え、普通二輪免許の取得へとつながるのです。
高校卒業後すぐに二輪免許を取る人も増えている
原付を足がかりにし、高校卒業後すぐに自動車教習所で普通二輪免許を取得する人も少なくありません。特に、アルバイトなどで自分でお金を貯めてバイクを買いたいという意欲のある若者に多く見られます。
このような人たちは、高校時代からバイクに親しんでいたこともあり、教習所でもスムーズにステップアップしていきます。
原付スタートはコスパ面でも魅力的
原付免許は最短2日程度で取得でき、費用も1万円前後とリーズナブル。高校生でも手軽にスタートできるため、「まずは原付から始めてみたい」という人に最適です。
実際に乗ってみてから「バイクが好き」と思えたら、そこから中型・大型へ進む道も選べるため、リスクの少ない入門ルートといえるでしょう。
経験談:原付から中型へステップアップした人の声
大学生になってから普通二輪を取りました。高校時代は通学で毎日原付に乗っていて、バイクって楽しいなとずっと思っていました。いずれツーリングにも出かけたくなって、思い切って教習所へ。原付経験があったおかげで、実技はかなりスムーズに進みました。(20代・男性)
社会人になって中型バイクに乗る夢を実現。高校では原付しか乗れませんでしたが、社会人になって自由に時間とお金が使えるようになり、普通二輪を取得。いまは週末のツーリングが最高の息抜きになっています。(30代・女性)
まとめ:原付から二輪免許は自然な流れ
高校時代に原付に乗っていた経験は、将来の普通二輪免許取得にも大いに役立ちます。教習もスムーズに進み、何より「バイクの楽しさ」を早くから知ることができるのは大きなメリットです。
「いずれ中型にも乗りたい」と考えているなら、まずは原付から始めてみるのは理にかなった選択。ステップアップの道は、思っているよりも多くの人が歩んでいます。
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