普通二輪の教習所に通う中で「第1段階がなかなか終わらない」「他の人より進みが遅いのでは」と不安になる方は少なくありません。実際に11時限目を終えても教習項目の半分に届かないという状況は決して珍しいことではなく、多くの教習生が同じような悩みを抱えています。
普通二輪の第1段階の教習とは?
普通二輪免許の技能教習は、大きく第1段階と第2段階に分かれており、第1段階は基本操作や基本走行、安全確認などを身につける期間です。所定の時限は通常9時限(普通自動車免許所持の場合)ですが、進度や習熟度によって延長されることもあります。
特にバイクに初めて触れる方や運転に不慣れな方の場合は、10時限を超えることも珍しくありません。
進度が遅れても大丈夫?個人差がある理由
バイクの運転技術は人によって習得速度に差があります。クラッチ操作やバランス感覚、視線の取り方、一本橋やスラロームの成功率などは慣れるまで時間がかかることも。
また、教官の指導方針や教習所のカリキュラム、天候や教習の頻度によっても進捗は変わります。進度が遅れていると感じても、焦る必要はありません。
20時限以上かかることもある?延長の実例
実際に20時限以上かかったという教習生の声もあります。たとえば。
- 教習所によっては安全確認の徹底などで厳しくチェックする傾向がある
- 一本橋やクランクでの転倒が続くと再履修になる
- 補習扱いにならなくても技能の定着のため追加されることもある
教習所は合格するための場所であり、途中でつまずいたとしてもそれを乗り越えた先にしっかりとした技術が身につきます。
進度が不安なときの対処法
不安を感じたら、まずは担当教官に「今の進度で問題ないか」「どのあたりで苦手意識があるか」などを聞いてみましょう。教官は状況を見て柔軟に教習内容を調整してくれます。
また、予習復習をすることで理解が深まり、実技の吸収も早くなります。YouTubeなどで運転技術を視覚的に学ぶのもおすすめです。
自分のペースで確実に身につけるのが大切
バイクは危険と隣り合わせの乗り物でもあるため、「早く卒業したい」という焦りよりも「しっかり身につけたい」という姿勢が何より重要です。特に第1段階は土台となる基本操作なので、ここでしっかりとした技術を磨くことが後のステップアップに繋がります。
周囲と比較することなく、自分のペースで教習に向き合うことが、結果的に安全で楽しいバイクライフへの近道になります。
まとめ:20時限を超えても大丈夫、焦らず着実に
普通二輪の第1段階で20時限を超える人は実際に存在しますが、それは決して失敗ではなく、自分に必要な時間をかけて技術を習得している証です。
焦らず、着実に。そして「乗れるようになるまでしっかり学ぶ」ことこそが、教習所に通う一番の目的です。技術も自信も、自然と身につくので安心して進んでいきましょう。
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