ケンウッドのハイエンドモデル「MDV-M910HDL」は、高画質・高音質なディスプレイオーディオとして人気があります。しかし、公式サイトで適合車種に記載されていない場合、果たして取り付けは可能なのでしょうか?この記事では、適合車種外の車両にMDV-M910HDLを取り付けたい場合に必要な情報や注意点について詳しく解説します。
MDV-M910HDLとは?その特徴と魅力
MDV-M910HDLはケンウッドが販売する9インチのインダッシュ型ナビゲーションシステムで、ハイレゾ音源対応やフルセグ地デジ、スマホ連携機能などを備えた高機能モデルです。HDMI出力や高性能DSP、静電式タッチパネルなども搭載しており、快適な車内エンターテインメントを実現します。
このモデルは「フローティング」タイプとは異なり、インダッシュ構造でダッシュボード内に納まる設計です。そのため、車両側に対応した取り付けスペースやパネル形状が必要になります。
適合車種にない=取付不可ではない
ケンウッドの公式サイトに記載されている「適合車種一覧」は、あくまでメーカーが動作・装着確認を取った車両のみを示しています。リストにない車種でも、サイズ(2DIN)や車両の構造が適合していれば、取り付け自体は技術的に可能なケースが多くあります。
ただし、車両によっては専用の取り付けキットや変換ハーネス、フェイスパネルなどが必要になるため、適合キットの有無が取り付け可否のカギを握ります。
取り付けに必要な部品・キットについて
適合車種外の車両にMDV-M910HDLを取り付ける場合、次のような部品が必要になることがあります。
- 車種専用フェイスパネル(2DIN枠対応)
- 車速信号・イルミネーション・リバース等の変換ハーネス
- ステアリングリモコンアダプター(必要な場合)
- アンテナ変換コード
これらは市販のカーオーディオショップやネット通販でも入手可能ですが、商品によってはフィッティングに加工が必要になるケースもあります。特に年式が古い車種や、国産でない車両は注意が必要です。
実例紹介:適合外車種にMDV-M910HDLを取り付けた事例
例として、公式適合外の「トヨタ ウィッシュ(ZGE20系)」にMDV-M910HDLを取り付けたユーザーは、アルパイン製2DINパネル、エーモン製変換ハーネス、社外ステーを組み合わせて無事にインストールに成功しています。
このように、必要な部品を個別に揃えれば取り付け自体は十分可能ですが、配線の知識やパネル加工など一定の技術が求められるため、自信がない場合はプロショップへの依頼がおすすめです。
注意点:DIY取り付けのリスクと保証への影響
適合外車種にナビを取り付けた場合、車両側の内装パネルがうまくはまらなかったり、走行中の画面操作が制限される、スピーカーの出力がおかしいなどの問題が発生する可能性があります。
また、メーカー保証や販売店保証が適用されないこともあるため、製品の購入前に「取り付け非対応による返品・交換は不可」といった条件が付いていないか必ず確認しましょう。
まとめ:MDV-M910HDLは取り付けキット次第で適合外車種にも設置可能
ケンウッドのMDV-M910HDLは公式の適合車種に記載がなくても、適切な取り付けキットや配線パーツを使用することで多くの車両に取り付け可能です。ただし、加工が必要な場合や保証面での制限があるため、慎重な準備と確認が重要です。自分での取り付けが難しい場合は、専門のプロショップに相談することをおすすめします。
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