トヨタの黒色ボディカラー「プレシャスブラックパール(カラーコード219)」と「アティチュードブラックマイカ(カラーコード218)」は、見た目は似ていても実は細部に大きな違いがあります。この記事では、それぞれのカラーの特徴や、どちらがより”黒く”見えるのかを分かりやすく解説します。
プレシャスブラックパール(219)の特徴
プレシャスブラックパールはトヨタが高級感を重視した上位グレード車に採用するボディカラーで、光の反射によって深みと奥行きのある黒を表現するのが特徴です。細かいパール粒子が含まれており、昼間の太陽光下ではわずかに紫がかったように見えることもあります。
クラウン、アルファード、レクサスなどのラグジュアリーモデルでよく採用されており、上品さと艶やかさを兼ね備えたカラーとして評価されています。
アティチュードブラックマイカ(218)の特徴
アティチュードブラックマイカは、より幅広いトヨタ車に採用されている標準的な黒です。マイカ(雲母)塗装によるメタリック感を持ち、光に当たるとシルバーの粒子がきらめくような印象を与えます。
パールに比べるとややコントラストが強く、光沢よりも鋭い印象の”黒さ”を演出します。プリウス、ヤリス、カローラシリーズなど多くの量販モデルに設定されています。
どちらがより“黒く”見えるのか?
一般的にアティチュードブラックマイカ(218)の方が、黒の締まりが強く、黒く見える傾向があります。一方で、プレシャスブラックパール(219)は見る角度や光によって黒の見え方が変化し、奥行きのある上品な黒です。
そのため、シャープでクールな黒を求めるなら218、高級感と変化のある黒を求めるなら219が適しています。
実際の車両で比較するのが一番
カタログや画面上では分かりにくいため、実車の展示車両やディーラーで現物を確認するのが一番確実です。雨の日や夜間など、環境によって印象が変わるため、複数の条件で見比べることをおすすめします。
また、カラーによってオプション価格が異なる場合もあります。プレシャスブラックパール(219)は有料オプションであることが多く、数万円の追加料金が発生する点も検討材料の一つです。
まとめ:黒さを重視するか、質感を重視するか
トヨタの黒系カラー218と219はそれぞれ明確な特徴を持っています。アティチュードブラックマイカは力強く漆黒に近い色味、プレシャスブラックパールは深みと高級感を演出する色です。
愛車に求める印象や個性に合わせて、ぜひ最適なカラーを選んでください。
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