外車といえば高級というイメージがありますが、実際にはメーカーごとに価格帯やブランドの性格に大きな差があります。今回は、筆者の主観も交えつつ、世間的な評価や価格帯の傾向をもとにした「外車高級ブランドのイメージランキング」を紹介します。高級志向の方からコストパフォーマンス重視の方まで、車選びの参考になれば幸いです。
超高級ブランド:圧倒的ラグジュアリーを誇るメーカー
このカテゴリーには、世界的にも名の知れたウルトラプレミアムブランドが含まれます。価格だけでなく、所有すること自体が一種のステータスです。
- ロールス・ロイス(Rolls-Royce):世界最高峰の高級車。内装や仕立ては完全受注生産。
- ベントレー(Bentley):ラグジュアリーさとパワーを併せ持つ英国の伝統ブランド。
- フェラーリ(Ferrari):スポーツカーの代名詞。高級であると同時に刺激的。
- ランボルギーニ(Lamborghini):大胆なデザインとハイパフォーマンスで熱狂的な支持。
これらは一般的に新車価格で3000万円以上が当たり前で、メンテナンスコストも非常に高額です。
高級車の定番:プレミアムセグメントに君臨するブランド
高級車と聞いて多くの人がイメージする、いわゆるプレミアムブランドです。新車価格は600万〜1500万円がボリュームゾーンで、ビジネスユースから富裕層まで幅広い層に支持されています。
- メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz):ドイツを代表する高級ブランドで、特にSクラスは“世界のベンチマーク”。
- BMW:走りの楽しさと高級感を両立させた「駆けぬける歓び」の象徴。
- アウディ(Audi):デザイン性と先進技術に定評。e-tronなど電動化にも積極的。
- ポルシェ(Porsche):911を筆頭に高性能と品質を兼ね備えたスポーツブランド。
特にベンツやBMWのエントリーモデルは中古車市場でも流通量が多く、比較的手に入りやすいのが特徴です。
ミドル〜エントリー層向け:外車としては比較的身近なブランド
外車としての個性や品質を保ちつつも、比較的リーズナブルに購入できるブランドです。新車価格は300万〜600万円台が中心で、輸入車初心者にも人気があります。
- フォルクスワーゲン(Volkswagen):ゴルフやポロなど、実用性と品質のバランスが魅力。
- プジョー・シトロエン(PEUGEOT/CITROËN):フランス車らしいお洒落なデザインと快適な乗り心地。
- フィアット(FIAT):小型車中心で、女性ユーザーにも人気。
- ミニ(MINI):BMW傘下でありながら、レトロモダンな雰囲気で支持。
維持費や修理代は国産車よりはやや高めですが、比較的現実的な価格帯です。
価格だけでは語れない「ブランドイメージ」とは?
一概に「高級かどうか」は価格だけで判断されるものではなく、ブランドの歴史や顧客層、サービスの質なども重要な評価基準となります。
たとえば、ジャガーやマセラティなどは販売台数ではメジャーではないものの、デザイン性や伝統を重んじる愛好家に支持されている「通好みの高級車」といえるでしょう。
筆者の個人的ランキングと所感
- ロールス・ロイス/ベントレー(別格)
- フェラーリ/ランボルギーニ(富裕層・趣味性)
- メルセデス・ベンツ/BMW/アウディ(王道高級)
- ポルシェ(走りに特化した高級感)
- ジャガー/マセラティ(個性派ラグジュアリー)
- ミニ/プジョー/VW(身近な欧州車)
「高級=高価」だけではなく、「高級=感性・歴史・オーラ」も含めた総合的な印象で評価しています。
まとめ:価格だけでなく「価値観」で選ぶ外車の高級感
外車の高級ランキングは、価格帯だけでなく「ブランドの伝統」「社会的イメージ」「乗ることの満足感」など多角的に見ることが大切です。ロールスやフェラーリのような一握りのブランドはもちろん、アウディやBMWといった身近な高級車も、その人の価値観や使い方によっては「最高の一台」になり得ます。
最終的には「自分が誇りを持って乗れるか」が外車選びにおける最大のポイントと言えるでしょう。
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