スズキ・隼(ハヤブサ)のカスタムとして人気の高いロングスイングアーム化(通称:ロンスイ)と300サイズの極太リアタイヤ装着。しかし、新品パーツは非常に高額で、中古市場でも出回る数は少なく、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。本記事では、中古パーツの探し方や加工の現実性、実際にカスタムしているオーナーがどのようにパーツを入手しているのかを詳しく解説します。
ロンスイ・300ワイドタイヤ化に必要な主なパーツ
まずは、隼を300ワイドタイヤ仕様にするために必要な代表的パーツを整理しておきましょう。
- ワイド対応ロングスイングアーム
- 300幅対応のリアホイール
- リム幅に応じたタイヤ(300/35R18など)
- 延長チェーン/チェーンラインオフセットパーツ
- 幅拡大に対応するフェンダー・スプロケ・リアブレーキサポートなど
純正部品との互換性がないため、ワイド化には専用設計のアフターパーツが不可欠となります。
新品パーツは高額!どこで売ってる?
新品のロングスイングアームや300ホイールキットは、下記のようなショップで入手できます。
- SIDELINE(スイングアーム制作専門)
- Brock’s Performance(USA)
- RC Components(USA)
しかし、価格はスイングアーム単体で20〜40万円、ホイールキットで20万円以上が相場です。これに取り付け費用が加わると、カスタム全体で50万〜80万円以上になることも。
中古パーツはどこで探す?
ヤフオク・メルカリ・ジモティーなど一般的な中古サイトでは、ロンスイや300ホイールはほぼ出品がありません。その理由として。
- 市場に出回る数が極端に少ない
- 装着者がパーツを外さずそのまま車両ごと売却することが多い
- そもそも300サイズカスタムは一部のマニア向けのためニーズが限定的
実際には、「パーツ単体」ではなく「ワイド化済みの車両」ごとを中古で探す方が効率的です。Facebook MarketplaceやInstagramのカスタムバイクコミュニティ、またはアメリカeBayなども候補になります。
加工によるワイド化という選択肢
「中古パーツが見つからないなら、自分で加工してワイド化する」というのも現実的な選択肢の一つです。特に、以下のようなショップでは純正スイングアームをベースにワイド加工を請け負っています。
- Custom Cycle Japan
- Gクラフト
- 地元の溶接加工・ワンオフ製作専門ショップ
純正アームを延長・補強し、チェーンライン調整やホイール幅に合わせてブラケット位置を加工するスタイルで、価格も新品購入より抑えられる傾向にあります。ただし、強度・直進性・保安基準などに注意し、信頼できる業者への依頼が必須です。
実例:ロンスイ300化しているオーナーたちの声
実際にロンスイ&300ワイド化をしている隼オーナーは、以下のような方法でパーツを調達しています。
- ヤフオクでカスタム済み車両を購入し、パーツのみ移植
- アメリカの中古パーツサイトから個人輸入
- ロンスイは加工、ホイールは新品購入で妥協
- 知人のショップに製作を依頼(ワンオフ)
とくにアメリカでは300ワイド化が比較的一般的なカスタムスタイルのため、現地からの輸入が選択肢として現実味があります。
まとめ:ロンスイ&300ホイール化を実現するには
隼のロンスイ・300ワイドタイヤカスタムはインパクトが大きく、独自の存在感を演出できますが、中古パーツは極めて入手困難であり、多くのオーナーが加工や海外サイトの活用で実現しています。
中古にこだわるならカスタム済み車両を丸ごと購入する、あるいは加工ベースで地道に構築するのが現実的です。理想のスタイルを叶えるためにも、パーツ情報やショップの実績をしっかりと調査したうえで進めましょう。
コメント