フルバケットシート(フルバケ)を導入したいけれど、身長が低く前が見えづらくなるのではと心配されている方は少なくありません。特にローポジションのシートレールが主流である中、「ハイポジション」のシートレールが存在するのか、そしてどう調べれば見つかるのかについて、詳しく解説します。
フルバケの基本とシートポジションの重要性
フルバケットシートは、サーキット走行などでの高いホールド性が魅力ですが、一般的に着座位置が低くなる設計です。これにより、身長が低い方は視界確保が難しくなることが課題となります。
このような場合、「ハイポジション(高めの着座位置)」に設定できるシートレールの選択がポイントになります。
ハイポジション対応シートレールは存在する
一部のメーカーではハイポジションタイプのシートレールが存在し、以下のような検索ワードで探すことができます。
- 「フルバケ ハイポジ シートレール」
- 「リクライニング不可 ハイポジ シートレール」
- 「車種名 シートレール ハイポジ」
また、具体的な製品名で調べるのも有効です。例として、BRIDE(ブリッド)の「FOタイプ」は比較的高めのポジションを確保できるモデルとして知られています。
主なメーカーと製品例
以下は、ハイポジション設定が可能または比較的着座位置が高めになるシートレールを扱う主なメーカーです。
メーカー名 | 特長 |
---|---|
BRIDE | 「FO」や「MOタイプ」など、調整幅がありハイポジ可能 |
RECARO | 純正対応のシートレールに高めの仕様あり |
JURAN(ジュラン) | オーダー対応で高さ調整可能なモデルあり |
カワイ製作所 | 車種別で細かく仕様選択可能 |
購入前に車種ごとの対応状況や座面高さの具体的な数値(フロアからの高さ)をメーカー公式サイトや販売店で確認するのが確実です。
DIYで高さ調整は可能か?
シートレールの下にスペーサーを挟むなどの方法で高さを上げるカスタムもありますが、安全性・強度面の問題があるため、メーカー設計外の調整は基本的に推奨されません。
また、車検適合性や保安基準に適合しない可能性もあるため、あくまでハイポジ対応の正規品を使うのが安心です。
実例:身長が低いオーナーの工夫
たとえば身長150cm台の女性オーナーがスイフトスポーツにBRIDEのフルバケを導入する際、「MOタイプ」シートレールで視界確保ができたという例もあります。
同様に、座面高さの微調整ができるモデルを選び、クッションを併用することで、スポーツ走行と日常使用の両立を図っている方も多数います。
まとめ:自分に合った高さを選ぶために
フルバケットシートにおいて「視界の確保」は非常に重要な要素です。ハイポジション対応のシートレールは確かに存在し、車種別・使用用途別に最適な選択が可能です。
メーカー製品の仕様を確認し、「ハイポジション対応」や「着座高○○mm」などの詳細が明示された製品を選ぶことで、視界・姿勢・操作性のすべてをバランス良く確保することができます。
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