車高調取り付け時に必要な調整と費用の実態とは?ライトやカメラの位置変化も解説

カスタマイズ

愛車に車高調を取り付けてローダウンするのは、見た目にも走行性能的にも人気のカスタムですが、意外と見落とされがちなのが取り付け後の各種調整です。特に3〜5cmほど車高を下げた場合、ライトやバックカメラの位置にも微妙な変化が出る可能性があります。本記事では、タイヤ館やオートバックスなどで車高調を取り付ける場合に、どこまで調整してくれるのか、また費用面についてもわかりやすく解説します。

車高調を取り付けると変わるポイント

車高を下げることで影響を受ける主な部分には以下のような箇所があります。

  • ヘッドライトの照射位置
  • バックカメラの角度や視界
  • サスペンションジオメトリー(キャンバー角・トー角など)
  • アンダーカバーや段差とのクリアランス

特にヘッドライトは、光軸のずれにより対向車への迷惑になるばかりか、車検不合格の原因にもなります。また、バックカメラはわずかな角度の変化で視界に死角ができる可能性もあります。

店舗での取り付け時に含まれる作業と追加費用

一般的にオートバックスやタイヤ館などで車高調を取り付けた場合、以下のような対応がなされます。

  • 車高調本体の取り付け工賃
  • 取り付け後の仮調整(メーカー基準値)
  • 追加料金でアライメント調整や光軸調整

たとえば、オートバックスでは車高調取り付け工賃が4輪で約3〜4万円、アライメント調整は1万円前後が相場です。光軸調整は簡易的であれば無料で行ってくれることもありますが、精密な測定が必要な場合は専門店での調整(数千円程度)が必要になるケースもあります。

調整が必要な理由とタイミング

取り付け後すぐにアライメント調整を行うショップもあれば、100km〜200kmほど走行してサスペンションがなじんだ後に実施することを勧めるケースもあります。これはスプリングが最初の走行で少し沈む「初期ヘタリ」を考慮したものです。

光軸調整やカメラの角度調整は、車検時や夜間走行で違和感が出た際に専門店やディーラーで調整してもらうのが一般的です。ほとんどの市販バックカメラには微調整機能があるため、DIYで対応する方もいます。

事前に確認しておきたいこと

店舗によっては「アライメント調整込み」のパック料金を提供している場合があります。申し込み前に内容をよく確認しましょう。以下のポイントを確認しておくと安心です。

  • 取り付け後のアライメント調整が別料金か
  • ヘッドライト光軸調整は含まれるか
  • カメラやセンサー類の動作確認は行われるか
  • 保証や再調整が無料で受けられる期間があるか

また、ディーラーでの新車購入時に車高調を取り付ける場合、保証範囲が狭まる可能性があるため、事前に確認しておくことが重要です。

実例:実店舗で車高調を組んだユーザーの声

「オートバックスでTEINの車高調を取り付け。別料金でアライメントも実施してもらい、トータルで約5万円。光軸調整は依頼すればサービスでやってくれた。バックカメラは気になるほどのずれはなかったが、気になるなら自分で調整可能とのことでした。」

このように、作業範囲はある程度パッケージ化されていますが、詳細な対応は各店舗で異なります。

まとめ:後悔しないためには事前確認とアフター調整が鍵

車高調の取り付けによって、ライトやカメラの位置が微妙に変化することは事実です。ですが、ほとんどの店舗ではその点を考慮した調整メニューが用意されています。取り付け料金とは別途で、アライメント調整や光軸調整などをオプションで依頼することができます。

愛車の機能性と安全性を保つためにも、見積もりの段階で調整内容を明確にすることが大切です。初めてのカスタムでも、正しい知識があれば安心して依頼できます。

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