新車の購入は大きな出費になるため、できるだけコストを抑えたいと考える方も多いでしょう。実は、ディーラーやオプションの選び方、下取りの工夫によって、費用は大きく変わってきます。本記事では、新車購入時に減額を狙える代表的なポイントをわかりやすく紹介します。
不要なディーラーオプションを見極めて削減
新車購入時に付けられるオプションの中には、実際にはあまり使われないものも含まれています。特に注意したいのが、コーティング、フロアマット、ナビゲーション、ドライブレコーダー、ETCなどです。
例えば、ディーラーのフロアマットが3万円以上する場合、市販品で同等品を1万円以下で購入できることもあります。価格に対して機能性に差がない場合は、外して市販品で代替するのが得策です。
「見積もり明細」の精査と交渉
ディーラーの見積書には、諸費用と称して車庫証明代行料や納車費用、希望ナンバー代などが上乗せされています。この中で削減可能な項目は交渉対象にしましょう。たとえば、納車を店舗受け取りにすることで数千円〜1万円の納車費用をカットできます。
また、車庫証明も自分で取得することで1万円前後節約できます。契約前に「この費用は自分で対応するので削除してください」と伝えるのがポイントです。
下取り車は「ディーラーだけ」で査定しない
新車購入時の下取り価格は、実はディーラー以外の買取専門業者の方が高額になるケースが多いです。ガリバーやビッグモーター、カーセンサーなどで事前に査定を取り、その結果をディーラーに提示することで、ディーラー側が価格を上乗せしてくれることもあります。
「下取りだけは他で売る」と明言し、車両本体の値引きに集中するのも効果的です。
決算期・モデル末期を狙って値引き最大化
3月・9月の決算期、もしくはモデルチェンジ直前の車種は、販売側が在庫処分を急ぐため、通常以上の値引き交渉が通りやすい時期です。
たとえば、「このモデルはもうすぐフルモデルチェンジされます」と営業担当が案内してきたら、積極的に価格交渉してみましょう。最大で20万円以上の値引きも珍しくありません。
ローンや保険の加入条件も見直そう
ディーラー提携の自動車ローンは金利が3〜5%程度と高めのことが多いです。もし金利を下げたいなら、銀行やネット系のマイカーローンを検討するのが賢明です。金利差だけで数万円〜十数万円の節約につながります。
また、任意保険も見積もり一括サービスなどで比較すれば、同条件で保険料が安くなる可能性があります。
まとめ:コストを抑えつつ納得の1台を手に入れよう
新車費用を減らすためには、オプションの精査・諸費用の交渉・下取り車の売却戦略・購入時期の見極め・ローンや保険の見直しといった多面的な工夫が必要です。どれか1つでも実行することで数万円、すべて行えば10万円以上の節約も可能になります。
安く買うことだけにこだわらず、必要な装備を見極めて満足のいく買い物にすることが最も大切です。
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