ボンネットカバーでエアコンの効きは改善する？暑さ対策＆車内温度を下げるグッズを解説

屋根なし駐車場で直射日光にさらされる軽自動車は、ボンネットや車内が過熱してエアコンの効きが悪くなることが多いです。本記事では、ボンネットカバーが実際に冷却効果をもたらすかを分析し、他にも効果的な暑さ対策グッズを紹介します。

ボンネットカバー（ボディカバー）の効果は？

ボディカバーは紫外線や砂埃による塗装ダメージを防ぐ効果がありますが、屋外で長期間使用するとカバー内に熱や湿気がこもり、逆に塗装を傷めることもあります。

特に走行直後の高温のボンネットにすぐ被せると、熱でカバーが痛むほか、最悪の場合火災のリスクもあるため、使用は慎重に考えるべきです。([参照])

ボンネット裏のライナー（断熱材）は主に遮音や塗装保護のためのものであり、エンジンルームの温度を下げてエアコン効きに直接影響を与えるものではありません。エンジン性能に影響することもほぼないとの報告もあります。([参照])

そのため、暑さ対策としてボンネットカバーに頼るよりも、エンジンルームへの熱侵入や車内温度の上昇を抑える別の手段のほうが現実的です。

乗車直後は窓を開けて車内熱気を逃がすのは理にかなった方法です。内気循環の最大風量で一気に冷やすことも効率的。

冷房をつけてしばらく走った後、窓を閉めて内循環モードに切り替えることで、効率的に冷房が効き始めます。

ボンネットカバー単体でエアコンの効きが劇的に改善される可能性は低く、むしろ手入れや使用時に注意が必要です。サンシェードや反射フィルム、ラジエーターやボンネット裏の遮熱対策など、より直接的な熱対策グッズを組み合わせて使用することが効果的です。

複数の対策を組み合わせて、車内の暑さを軽減し、より快適な乗車環境を目指しましょう。