原付バイクの買い替えや納車時に、すでに加入している保険が引き継げるのかどうかは、多くの人が気になるポイントです。ここでは、自賠責保険と任意保険の引き継ぎに関する基礎知識と実際の手続き、注意すべき点について詳しく解説します。
自賠責保険の引き継ぎは可能?
自賠責保険は車両に紐づけられる保険です。そのため、基本的には旧車両で契約した保険をそのまま新しい車両に移すことはできません。ただし、いくつかの条件を満たす場合には、名義変更や車両入替の手続きを行うことで、引き継げるケースもあります。
たとえば「まだ保険期間が残っている」「旧車両が廃車済み」などの条件が整えば、保険会社によっては変更を受け付けてくれることがあります。まずは現在の保険証書を確認し、契約している保険会社へ連絡しましょう。
任意保険は基本的に引き継ぎが可能
任意保険は契約者本人に対して有効であり、車両変更の手続きを行うことで新しいバイクに保険を適用できます。これは「車両入替」と呼ばれる手続きで、現在の保険期間中に対象車両だけを変更することが可能です。
車両入替に必要な書類は以下の通りです。
- 新車の車台番号や登録番号(ナンバー)
- 新車の型式や排気量
- 旧車の廃車証明書(任意)
任意保険会社に連絡すれば、手続きは電話やオンラインで完結することがほとんどです。新車の納車日が決まったら早めに連絡しておきましょう。
自賠責を新規で契約し直す場合の費用目安
自賠責保険は車両ごとに新規加入することが一般的です。以下が主な契約期間ごとの費用目安です(2025年現在)。
契約期間 | 保険料(原付) |
---|---|
12か月 | 6,910円 |
24か月 | 8,560円 |
36か月 | 10,170円 |
長期間契約するほど、1年あたりの保険料は割安になります。
任意保険の保険料も見直すチャンス
車両入替をする際は、補償内容の見直しや保険会社の比較もしてみましょう。たとえば、新しい原付が高年式であれば車両保険を付ける価値があるかもしれませんし、通勤で使うなら対人・対物無制限の補償を手厚くすることも重要です。
インターネット専用保険やバイク専門保険は割安で人気があり、30代・40代のユーザーを中心に加入者が増えています。
保険引き継ぎ時の注意点
自賠責と任意保険のどちらも、引き継ぎ手続きが完了する前にバイクを運転するのは法令違反となる可能性があるため注意しましょう。特に納車日当日に乗る予定がある場合は、前もって準備しておくことが大切です。
また、自賠責保険のステッカーが発行されたかどうかもチェックし、ナンバープレートに確実に貼り付けておくようにしましょう。
まとめ:保険の引き継ぎはできるが事前手続きが大切
原付バイクの保険は、自賠責保険は条件付き、任意保険は基本的に引き継ぎ可能です。ただし、いずれも事前の手続きと確認が必要不可欠です。納車前に保険会社に連絡して必要書類や条件を確認し、安全・安心なバイクライフをスタートさせましょう。
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