ボルボV60(2020年式)で突如表示される警告メッセージに不安を感じたことはありませんか?「パーキングブレーキ一時的に利用出来ません」や「City Safety機能低下 販売店にお問合せください」といったエラーメッセージは、電子制御系の異常を知らせる重要なサインです。この記事では、考えられる原因と適切な対処法について詳しく解説します。
主な警告メッセージの内容と意味
「パーキングブレーキ一時的に利用出来ません」は、電動パーキングブレーキ(EPB)が一時的に作動しない状態を示します。寒冷時やセンサー不良など、制御信号が正しく伝わらない場合に表示されやすいです。
「City Safety機能低下」は、衝突被害軽減ブレーキや自動緊急ブレーキ(AEB)の機能低下を意味します。これはカメラやセンサー、もしくはブレーキ関連システムの一部に異常がある可能性があります。
ABS/BCMフロントホイールセンサーの不具合が原因の場合
実際にユーザーから多く報告されているのが、ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)やBCM(ブレーキ制御モジュール)に関係するホイールセンサーの劣化や故障です。特にフロントホイール側のセンサーが正確に回転情報を検知できないと、ブレーキ制御やCity Safetyにも連鎖的な影響が出ます。
ホイールセンサーの故障は特に、降雪地帯での塩カルや湿気の影響で起きやすく、症状が出たり出なかったりすることもあります。
このまま乗り続けると危険か?
表示される警告が一時的で走行に支障がないように感じても、セーフティ機能が完全に動作しない可能性があるため注意が必要です。特に自動ブレーキ系統が動作しない状態で運転を続けるのは危険を伴います。
ディーラーで警告が消えていた場合でも、故障履歴は車両のECU(コンピューター)に記録されている可能性がありますので、再度テスター診断を依頼しましょう。
修理費用と見積もりの目安
ホイールセンサーの交換は、1箇所あたり部品代+工賃で2〜3万円前後が相場です。ボルボ正規ディーラーでの修理であれば、もう少し高額になるケースもありますが、安全を重視するなら純正部品での修理がおすすめです。
部品交換を避けたい場合には、一時的な接点不良や汚れによるエラーである可能性もあるため、センサー周辺のクリーニングや再接続も検討の余地があります。
ユーザー体験:同じような事例の声
「寒い朝にエラーが出るが、昼頃には消える」「何度か警告が出たが、そのまま様子を見ていたら最終的にABSランプが常時点灯した」などの声がボルボオーナーフォーラムなどで見受けられます。
一見症状が収まっても、繰り返し表示されるようであれば放置せず、できるだけ早くプロによる点検を受けることが重要です。
まとめ:早期の点検と記録確認を
「パーキングブレーキ利用不可」「City Safety機能低下」などの警告表示は、2020年式ボルボV60で時折見られる症状であり、多くはセンサー関連の不具合に起因しています。
安全運転のためにも、まずは販売店または信頼できる整備工場に診断を依頼し、必要であればセンサー交換などの処置を行うようにしましょう。突然の故障に備え、定期的な点検と記録保持をおすすめします。
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