エグゼクティブセダン市場には、洗練されたスタイリングを誇る魅力的なモデルが数多く存在します。今回は、その中でも特に人気の高い5車種「アウディ A5スポーツバック(F5)」「BMW 3シリーズ(G20)」「アルファロメオ ジュリア」「日産スカイライン Q50S(前期V37)」「トヨタ 220系クラウン」のデザイン性を比較し、デザイン重視でクルマを選びたい方に向けた情報をお届けします。
1位:アウディ A5スポーツバック(F5)|モダンで彫刻的な美しさ
A5スポーツバックは、クーペのような滑らかなルーフラインとシャープなプレスラインを兼ね備えた一台。アウディらしいシングルフレームグリルと、流れるようなサイドラインが高級感とスポーティさを両立しています。セダンとクーペ、ワゴンの美点を融合したデザイン性は秀逸です。
特にリアビューはバランスがよく、スタイリッシュな印象を強く与えます。LEDのライティングデザインも未来感があり、まさに“現代のモダンデザイン”を体現しています。
2位:アルファロメオ ジュリア|情熱的で芸術的なイタリアンデザイン
ジュリアは、イタリア車らしい曲線と抑揚のある造形が特徴的。フロントマスクには独特の“トライローブグリル”が配置され、一目でアルファロメオと分かるアイデンティティがあります。
ボディ全体に流れる筋肉質なシルエットと、ラウンドしたリアエンドの造形は官能的です。見た目に惚れ込んで選ぶユーザーも多く、ドライビングプレジャーと見た目の美しさを求める人に最適です。
3位:BMW 3シリーズ(G20)|洗練と力強さを併せ持つバランス型
G20型の3シリーズは、従来よりもワイドでローなプロポーションが採用され、押し出し感が強くなりました。キドニーグリルも大型化し、シャープなヘッドライトとともにスポーティな印象が際立ちます。
リアビューは比較的控えめながら、全体としての完成度が高く、どんなシーンでも映える万能なデザインです。保守的すぎず、攻めすぎない絶妙なバランス感も人気の要因でしょう。
4位:日産 スカイライン Q50S(V37 前期)|スポーツセダンらしい力強さ
前期型のQ50Sは、アスリート系セダンらしいボリューム感あるフロントとリアフェンダーが印象的です。Vモーショングリルや立体的なボディラインで、走りのイメージを強く訴えます。
一方で、リアのデザインはやや凡庸との声もあり、全体の統一感という点では他の輸入車勢に一歩譲る部分も。走行性能重視の人にとっては魅力的ですが、デザイン評価では順位を下げています。
5位:トヨタ クラウン(220系)|保守的だが完成度は高い
220クラウンは、先代よりもスポーティに進化したとはいえ、全体的にはプレーンで上品な仕上がり。スパッと切れたリアの処理や落ち着いた顔つきは、保守層に好まれますが、若い層にはインパクト不足とも言われています。
実車を見ると存在感はありますが、感性に訴える造形というよりは“きちんと作り込まれた高級セダン”という印象です。
まとめ:デザインで選ぶなら感性に響く一台を
今回紹介した5台はそれぞれに個性があり、デザイン面でもファンが多い車種ばかりです。まとめると以下の順位となります。
- 1位:アウディ A5スポーツバック(F5)
- 2位:アルファロメオ ジュリア
- 3位:BMW 3シリーズ(G20)
- 4位:日産 スカイライン Q50S(前期V37)
- 5位:トヨタ クラウン(220系)
もちろん好みによって順位は変わるものの、クルマのデザインは日々の満足感に直結します。ぜひ実車も見比べながら、感性が最も惹かれる一台を選んでみてください。
コメント