トライアンフのミドルクラスとして人気の高い「トライデント660」と「スピードツイン900」。どちらも魅力的なネイキッドモデルですが、身長が高いライダーにとっては車体サイズやポジションのフィット感が購入の決め手になることもあります。この記事では、身長181cmの方がトライデント660に乗る際の快適性や、スピードツイン900との比較ポイントを中心に解説します。
トライデント660のサイズ感とライディングポジション
トライデント660はシート高805mm、ホイールベースは1417mmと、ミドルクラスバイクとしては比較的コンパクトに設計されています。ハンドル位置も前傾が少なく、街乗りやツーリングでの扱いやすさを重視したライディングポジションが特徴です。
ただし、身長181cmの方が跨ると、やや膝が詰まるように感じる場合があります。長時間の走行では窮屈さを感じやすいため、ステップの位置調整やハンドルバーの変更でポジションを最適化する工夫が必要になることもあります。
スピードツイン900との車格の違い
一方、スピードツイン900はシート高が765mmと低めですが、車体全体のボリューム感やホイールベース(1450mm)、タンク幅の広さからくる「大きさ」の印象が強く、高身長のライダーでも違和感が少ない設計です。
ポジションはアップライト寄りで、ゆったりした姿勢を保ちやすいことから、長距離ツーリングにも向いていると評価されています。181cmの体格にも自然にフィットしやすいモデルです。
実際のオーナーの声:高身長ライダーの感想
181cm前後のライダーからは「トライデント660は軽くて扱いやすいけど、やや小さく感じる」「スピードツイン900の方がサイズ感は合っていた」という意見が散見されます。
また、「トライデント660は足つきが良く、街乗りメインなら特に不満はない」「スピードツイン900は重さを感じるが、安定感がある」といった実用面のフィードバックも多く、使用目的によって評価が分かれる傾向にあります。
比較すべきポイント:パワー・重量・用途
項目 | トライデント660 | スピードツイン900 |
---|---|---|
シート高 | 805mm | 765mm |
車両重量 | 189kg(装備) | 216kg(装備) |
エンジン | 660cc 3気筒 | 900cc 2気筒 |
走行フィーリング | 高回転寄りで軽快 | トルク型で粘り強い |
軽快な走りを楽しみたいならトライデント660、落ち着いた走りやツーリング志向ならスピードツイン900が適しています。
試乗を通じた最終判断がおすすめ
スペックや口コミだけでは分からないのがバイク選びの難しさです。特に身長や体格によるフィット感は、実際に跨って走ってみることで初めて実感できます。
トライアンフ正規ディーラーでは試乗車を用意している店舗も多く、両モデルともに比較試乗が可能な場合があります。事前に予約のうえ、両車を体験してみるのがベストな選択です。
まとめ|181cmの身長でも楽しめる1台を選ぶには
181cmという高身長の方でも、トライデント660とスピードツイン900のどちらも十分に楽しめるバイクです。ただし、ポジションや使用用途によって快適性は異なるため、自分のライディングスタイルに合った方を選ぶことが重要です。
軽快な取り回しとシャープな走りが魅力のトライデント660、どっしりとした安定感とクラシカルな乗り味が味わえるスピードツイン900──どちらを選んでも後悔しないために、試乗やポジション確認を怠らないようにしましょう。
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