E52エルグランドに20インチホイール(フロント9J、リア9.5J)を装着する際、ツライチ(フェンダーリムとタイヤの端がぴったり揃う状態)やアウトリップ(タイヤが外側に張り出す状態)を実現するためには、インセットやオフセット、車高調整、キャンバー角の調整が必要です。この記事では、これらの調整方法について詳しく解説します。
インセットやオフセットの選定
まず、インセット(オフセット)の選定が重要です。E52エルグランドに20インチホイールを装着する場合、フロント9J、リア9.5Jのホイールに適したインセットの目安は以下の通りです。
フロント:+35~+45mm
フロントのオフセットが+35~+45mmであれば、ツライチ状態を目指すことができます。フェンダーとの干渉を避けつつ、リムの外側が少し出るように調整できます。
リア:+35~+40mm
リアも同様に、オフセットを+35~+40mmにすることで、フェンダーリムとぴったり合わせることが可能です。リアはフロントよりも少し広めのタイヤを履く場合が多いため、少し外に出る形になります。
車高調整について
20インチのホイールを装着する際には、車高の調整が必要です。車高が高すぎるとタイヤとフェンダーの隙間が広がり、ホイールのバランスが悪くなります。逆に車高が低すぎると、タイヤとフェンダーが干渉する可能性があります。
適切な車高
E52エルグランドの場合、20インチホイールを装着する際の車高調整は、おおよそ30~50mmのダウンが目安です。車高を下げることで、タイヤがフェンダーとより近くなり、ツライチの外観を実現しやすくなります。
キャンバー角の調整
キャンバー角(タイヤが車両に対して傾いている角度)も調整が必要です。ツライチにするためには、軽いキャンバーを付けることが一般的です。キャンバー角を調整することで、タイヤとフェンダーの干渉を避けることができます。
調整幅
キャンバー角は、おおよそ1度~3度程度の範囲で調整することが多いです。あまり強くキャンバーを付けすぎると、タイヤの偏摩耗や走行性能に影響を与えるため、注意が必要です。
実際に装着している方の事例
実際にE52エルグランドに20インチのホイールを装着しているユーザーの事例を参考にすると、フロント9J、リア9.5Jでインセット+40mm、車高30mmダウン、キャンバー1.5度程度でツライチに近い状態を実現している例が多いです。
この設定では、フェンダーとの干渉を避けつつ、スタイリッシュな外観を保つことができます。ただし、ホイールやタイヤの種類、バネ下重量などの影響も受けるため、最終的には専門ショップでのアライメント調整を行うことをおすすめします。
まとめ:E52エルグランドの20インチホイール装着におけるポイント
E52エルグランドに20インチホイールを装着する際は、インセットやオフセット、車高調整、キャンバー角の調整が大切です。フロント9J、リア9.5Jのホイールに適したインセットを選び、車高を30mm~50mmダウン、軽いキャンバーを付けることで、ツライチやアウトリップの外観を実現できます。車両ごとの微調整が必要ですが、これらのポイントを押さえることで、理想的なホイール装着が可能です。
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