オーバーフェンダーを装着した車両をよく見かけることがありますが、見た目のカスタマイズに加えて、法的な部分も気になるところです。特にハイエースのような車両では、オーバーフェンダーをつけてタイヤのはみ出し(ハミタイ)を防ぐことができますが、構造変更が必要なのか、そして車検に影響を与えるのかが疑問となることもあります。この記事では、オーバーフェンダー装着時の法的な問題や、車両改造時に必要な対応について解説します。
オーバーフェンダー装着の目的と効果
オーバーフェンダーは車両のタイヤを覆うフェンダーの一部で、タイヤがボディ外に出ないようにカバーする部品です。主に、タイヤのリムが深いホイールを装着した際に、車検で「はみ出し」とみなされないようにするために装着されます。これにより、ハミタイによる違法改造の取り締まりを回避できるため、カスタム車両ではよく見かけるパーツです。
ただし、オーバーフェンダーを付けることで、車両の寸法や外観が変更されるため、法律的には「構造変更」が必要となる場合があります。
構造変更は必須か?
車両のフェンダーを変更したり、車両外部に部品を追加する場合、構造変更申請が必要となることがあります。オーバーフェンダーも例外ではなく、装着後に車両の車検証に反映させるためには、構造変更の手続きが必要です。
構造変更申請は、車両を改造した際にその改造内容が合法であることを証明するために行います。もしオーバーフェンダーを装着した車両が車検を受ける際に構造変更をしていなければ、車検証に記載されていない改造があることとなり、違法と見なされる可能性があります。
オーバーフェンダーを付けてハミタイしない場合でも注意が必要
オーバーフェンダーを取り付けることで、タイヤのはみ出しを防ぐことができても、車両全体の外形が変更されることには変わりありません。これにより、車両の全幅や高さが規定を超えている場合、違法改造となることがあります。
また、警察による取締りでは、車両の外観や改造状態をチェックされることがあり、オーバーフェンダーを付けているだけでは十分ではない場合もあります。そのため、車検証に反映されるよう構造変更を行うことが重要です。
まとめ
オーバーフェンダーの装着は、見た目だけでなく、法的に車両の改造状態を合法に保つために重要な手段ですが、そのままでは構造変更を行っていない場合、法的に問題が生じることがあります。車両の改造が合法であることを確保するためには、構造変更手続きが必要であることを理解し、適切な手続きを行うことが推奨されます。
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