車のメンテナンスの中でも、ストップランプの交換は初心者でもチャレンジしやすい作業のひとつです。ですが、実際にやってみると「電球がうまくはまらない」「外し方が分からない」など意外とつまずくポイントがあります。この記事では、ダイハツ・アトレー(型式:ABA-S331G)のハイマウントストップランプ交換手順と、スムーズに作業するためのコツを丁寧に解説します。
ハイマウントストップランプとは?
ハイマウントストップランプは、リアウィンドウ上部に取り付けられているブレーキランプです。通常の左右のテールランプとあわせて、後続車へしっかりブレーキ操作を伝える安全装備のひとつです。切れてしまうと車検にも通らないため、早めの交換が必要です。
型式ABA-S331Gのアトレーでは、このランプユニットは車内側から取り外して交換します。特別な工具は不要ですが、電球の取り外し・取り付けには少しコツが必要です。
必要な道具と準備
- 交換用の電球(アトレーABA-S331GのハイマウントはT10型など、適合品を事前に確認)
- プラスドライバー
- ゴム手袋(滑り止めと保護用)
- 懐中電灯(室内が暗い場合)
電球の種類は年式やグレードにより異なる場合があるため、念のため車の取扱説明書か、ディーラーに確認しましょう。
取り外し手順と交換のコツ
1. 室内リア側のハイマウントランプカバーを開けます。カバーは爪で固定されているだけのことが多く、プラスチックの内装はがしや手でゆっくりと外しましょう。
2. ランプユニットが見えるので、ソケット部分を反時計回りに回すと電球が抜けます。電球自体も強く押し込みながら回すタイプがあるので、力加減が重要です。
ポイント:電球が入らない場合は、ソケットの向きが合っていない可能性が高いです。無理に押し込まず、軽く回しながら「カチッ」とはまるポイントを探してください。
3. 新しい電球をはめたら、点灯確認をします。ブレーキを踏んでランプが点くことを確認し、カバーを元通り取り付ければ完了です。
よくある失敗と対処法
電球が入らない:差し込み方向やソケットの奥行きが合っていない可能性があります。無理に押し込まず、軽く引きながら回すのがコツです。
電球を手で触った:ハロゲンタイプのバルブは、手の油分で熱割れを起こす恐れがあります。素手で触った場合は、乾いた布で拭いてから取り付けましょう。
点灯しない:新しい電球が不良品である可能性も。別の電球で試すか、ソケットの接触不良がないかを確認してください。
交換後の確認と注意点
取り付け後は必ず点灯チェックをしましょう。自分で確認しづらい場合は、壁に光を当てて見るか、誰かにブレーキを踏んでもらって確認すると良いです。また、ランプカバーをしっかり固定していないとガタつきや水漏れの原因になるため、最後の締め確認も忘れずに。
LEDバルブに交換する方も多いですが、車検対応品であることや、発熱量に注意して選ぶ必要があります。
まとめ:ハイマウントランプ交換は「焦らず・丁寧に」
アトレーABA-S331Gのハイマウントストップランプ交換は、慣れれば5分~10分程度で終わる簡単な作業ですが、最初は力加減や角度に戸惑うこともあります。無理に力を入れるのではなく、優しく回しながら装着することが成功のコツです。
自分で交換できるようになると、急な球切れにも慌てずに対応できるようになります。ぜひこの記事を参考に、安全なカーライフをお過ごしください。
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