二輪MT教習が進まないと感じたら?外周練習の意味と上達のポイント

運転免許

バイクの教習に通い始めたばかりの方の中には、数回目の教習でもまだ外周走行しかさせてもらえず「自分は下手なのでは?」と不安になる方もいるでしょう。しかし、実はその段階がとても重要なのです。この記事では、MTバイク教習における外周走行の意義や、そこから次のステップに進むためのコツ、卒業できるのかという不安への答えを丁寧に解説します。

教習初期の外周走行が持つ本当の意味

教習所で最初に何度も繰り返す外周走行には明確な目的があります。それは「バイクの基本操作に慣れること」です。クラッチ操作、加速・減速、シフトチェンジ、姿勢保持などの感覚を身体に覚えさせる必要があるためです。

特にMTバイクはクラッチ操作とギアチェンジの習得に時間がかかります。逆にここがしっかりできていれば、その後のスラロームや坂道発進などの課題もスムーズに進められます。

自由走行に見える時間の正体

教官から「〇〇分まで自由走行ね」と言われると、放置されていると感じるかもしれませんが、多くの教習所ではこの時間を「自主練習」として設けています。隣で教官が別の教習生を見ていても、あなたの走行をチェックしていないわけではありません。

教官が指導しない時間でも、自分の走りを客観的に見て、課題に気づく機会にできます。例えば「1速で回りがちだから2速に上げてみよう」「外側に膨らんでしまうな」など自分なりに考えて走ることが重要です。

なぜ他の人と進度が違うように見えるのか?

教習は個人差が大きく出ます。経験者や感覚的にバイク操作が得意な人は進みが早いことがありますが、それが「上手い=優れている」わけではありません。バイク教習は最終的に安全に運転できるかがゴールで、ペースは人それぞれです。

また、教官は「この生徒は慎重に進めた方が安全だ」と判断した場合、あえてステップアップを遅らせることもあります。焦らず、今自分がやるべき基本練習に集中しましょう。

卒業できるか不安な人へ伝えたいこと

実際に「私は外周だけで3時間も使ったけど、その後はスムーズに進めた」という体験談も多くあります。教習は技能を点数で評価する形式ではなく、「安全に操作ができるか」が基準なので、時間をかけて習得すれば確実に前に進めます。

また、多くの教習所は「補習」が発生しても対応してくれますし、合格するための指導も徹底しているため、途中で挫折しない限り卒業できないというケースはまれです。

上達のために意識すべきポイント

  • 視線を遠くに向ける:外周でふらつかないコツ
  • クラッチの握り具合とアクセルの連携を体で覚える
  • 止まり方・曲がり方の精度を自主的に磨く
  • 他人と比べず、自分の成長を意識する

これらを意識して走るだけで、同じ外周でも「意味のある練習」になります。

まとめ:外周練習は上達への必要ステップ

バイク教習で外周ばかりやらされるのは、決して見放されたわけではありません。基本操作の土台をしっかり作るための、大切なプロセスです。不安になる必要はありません。むしろその段階でしっかりと基礎を固めることで、後半の課題や実技試験でも自信を持って臨めるようになります。

焦らず、自分のペースで着実に前へ進んでいきましょう。

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