三菱 eKスペース(B11A)に :contentReference[oaicite:0]{index=0} を装着する際のリアアッパーマウント使用部品と取付ポイント解説

カスタマイズ

車高調キットの中でも人気の高いTEIN STREET BASIS Zを、三菱 eKスペース(型式B11A)に取り付ける際、フロント側の純正アッパーマウント使用部位は比較的明確ですが、リア側の“どこの純正部品を使うか”がわかりにくいというご質問も多くあります。この記事では、B11Aリア取付時に使用される純正アッパーマウント部位を具体的に整理し、DIYやショップ依頼の際に把握しておくべきポイントを解説します。

B11Aリアサスペンション構造と純正アッパーマウントの位置

まず、eKスペースB11Aのリアサスペンション構造を理解しておきましょう。リアはトーションビーム+ショックアブソーバー形式を採用しており、ショック上端には純正アッパーマウント(上部のラバーマウント+ベアリングが入った部品)が取り付けられています。[参照]

実際に整備手帳では「上部は14mmナットで固定」と記載されており、純正ショックの上端ナット/ワッシャー+マウントブッシュが確認できます。[参照]

TEINキットが「純正マウント使用」を謳う意味と注意点

TEIN STREET BASIS Zの仕様表には「Uses OE mounts (not included in the kit)」という記載があります。つまり、フロント・リアともに車両純正のアッパーマウントをそのまま流用する設計であるということです。[参照]

この設計上のメリットとして、①純正マウントを活かすことでショック取付角度が純正に近く、セットアップが容易 ②マウント交換を行わずコストを抑えられる、があります。一方で注意点として、「純正マウントの摩耗・劣化が進んでいる場合は流用しない方が良い」という点があります。新品マウントが使えるならば、交換前提で準備するのも分解作業時の安心材料となります。

リア側:純正使用部位の具体的名称と取付手順

リアにおいて「純正マウントを使う」と言った場合、B11Aでは次の部位が対象となります。

  • 純正上部ナット&ワッシャー(14mmナット):ショック上端のボルトに締結されたもの。整備手帳に記録あり。[参照]
  • 純正アッパーマウントブッシュ/ベアリングユニット:ショックの上端でストラットの回転・振動を受けるゴム+ベアリング構造です。純正部品番号で入手可能です。[参照]

取付時の流れとしては、①リア左右のプラス/マイナスジャッキアップ&固定 ②上部ナット14mmを緩めて純正マウント+ショックを取り外し ③TEINキットのアッパー部に純正マウントを移植(付属マウントは無しなので) ④車高調整・スプリング/ダンパー取り付け ⑤純正アッパーマウントを締め付け再取付、トルク管理。となります。

取付時に抑えておきたいチェックポイントと落とし穴

作業時に確認しておくべきポイントを次に挙げます。

  • 純正マウントの劣化具合:ブッシュが硬化・亀裂・ベアリングのゴロ付きがある場合、流用せず新品を用意する方が賢明です。
  • ショック上端のボルト長/突出量:純正仕様より車高を下げる場合、ナットの締め付け長さが変化するため、ボルト長確認が必要です。
  • アライメント・キャンバー/トー出し:車高を下げたあとは必ずリアも含めてアライメント調整を行いましょう。特に軽自動車のリヤはトーションビーム式でもズレが出やすいです。

まとめ

eKスペースB11AにTEIN STREET BASIS Zを取り付ける際、リア側の「純正アッパーマウント使用」は、上端の14mmナット・ワッシャー+マウントブッシュ/ベアリングユニットという構成を指しています。つまり「どこの純正部品か?」という問いに対しては、ショック上端に固定されているこの純正部品群をそのまま流用する設計、というのが正確な回答です。

流用前にはマウントの状態確認を行い、必要なら新品に交換することで安心してローダウン化/車高調化を進めることができます。

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