雨の日に車やバイクを見に行くのはNG？中古・新車購入前に知っておきたい注意点

自動車やバイクを購入する際、実物を見るタイミングは非常に重要です。特に「雨の日には見に行くべきではない」というアドバイスを耳にしたことがある人も多いでしょう。これは本当なのでしょうか？この記事では、天候が車両の確認に与える影響や、雨の日に見学するメリット・デメリットを具体的に解説します。

なぜ雨の日に実車を見るのは避けた方が良いのか？

雨の日には、ボディに水滴がついているため、細かい傷やへこみが見えにくくなります。特にシルバーや白系の車は、光の反射で凹凸がさらにわかりにくくなる傾向があります。

また、濡れた状態では塗装のツヤが増して見えやすく、実際よりも綺麗に感じてしまうことがあるため、購入判断に影響することもあります。

一方で、雨の日だからこそチェックしやすい箇所も存在します。たとえば、ドアや窓の隙間から雨漏りしていないか、ワイパーの動作音や拭き取り具合などは雨の日ならではのチェックポイントです。

バイクであれば、チェーンやマフラーの水はけ具合、シートやカウルの防水性能なども確認できます。

中古車を検討している場合は、晴れている日にしっかり確認するのが基本です。太陽光の下でボディの色ムラや塗装の違い、補修痕、クリア剥がれなどがよりはっきりと分かります。

特に再塗装された箇所がある場合は、光の当たり具合によって微妙な違和感が出ることが多いため、曇天や雨天では判断しにくくなります。

新車であっても、色選びなどに影響を与えることがあります。カタログやウェブで見た色と、実際に見る色が異なるのはよくある話。雨天ではくすんで見えたり、思ったより暗い色に感じることもあります。

購入後の「思ってたのと違う」を防ぐためにも、晴れた日に見ることをおすすめします。

最終的な購入判断の前には、なるべく晴れた日にもう一度見に行くことを推奨します。どうしても雨の日しか都合がつかない場合は、屋内展示場のある販売店を選ぶか、後日再確認するなどの対策を講じましょう。

自動車やバイクの購入は大きな買い物です。天候によって見える情報に差が出る以上、最善の判断を下すためには晴天時の確認が基本といえるでしょう。

雨の日の見学には一部メリットもありますが、全体の状態を正確に把握するには、やはり晴れの日がベストです。後悔しないためにも、天気予報を見てスケジュールを調整することをおすすめします。