GRスープラSZとSZ-Rの違いと選び方|チューニング前提ならどちらがコスパ良?

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トヨタGRスープラはその高いパフォーマンスと独特のデザインで、スポーツカー好きの間でも人気が高いモデルです。中でも「SZ」と「SZ-R」は価格や装備、エンジンスペックに違いがあり、どちらを選ぶべきか迷う人も多いでしょう。本記事では両グレードの違いや、ECU書き換え(チューニング)を前提としたコストパフォーマンスについて詳しく解説します。

SZとSZ-Rの基本的な違いとは?

まず大きな違いはエンジンです。SZは197馬力の2.0L直4ターボ(B48型エンジン)を搭載しており、SZ-Rは258馬力の高出力バージョンの同エンジンです。見た目こそ共通点は多いものの、パワートレインの出力や足回りに差があります。

また、SZ-Rは前後ブレーキが大径となっており、アダプティブダンパーやアクティブデフなど、走行性能を高める装備が標準搭載です。これは単純にECUを書き換えるだけでは得られない性能です。

ECU書き換えでSZをSZ-Rに近づけるのは可能か?

確かに、チューニングショップではSZのECUを書き換え、SZ-R並みにパワーを引き上げることは技術的に可能です。しかし、ブレーキ性能や足回り、冷却系の強化までは含まれないため、SZ-Rと同等の安心感を得るのは難しい部分もあります。

特にサーキット走行やワインディングでの使用を考えるなら、ブレーキやサスペンションの性能差は安全面にも関わる重要な要素です。

価格差と装備差から見るコストパフォーマンス

メーカー希望小売価格では、SZが約500万円、SZ-Rが約600万円と、100万円程度の差があります。ただし、SZにチューニングや社外パーツを追加してSZ-Rに近づける場合、簡単に数十万円は追加で必要となります。

具体的には、パワーアップのECUチューンで約10〜15万円、強化ブレーキで20〜30万円、サス交換で15万円前後など、合計で70〜100万円に達することも少なくありません

SZを選ぶメリットがあるとすれば?

とはいえ、SZにも魅力はあります。車両重量が軽く、燃費も良好な点は街乗り中心のユーザーには魅力的です。また、自分好みのセッティングを楽しみたい「カスタム志向」のオーナーにとっては、SZをベースに構築するのも楽しい選択肢です。

実際に、街乗りメインで見た目重視のライトチューンユーザーには「SZ+ホイール&マフラー交換」で十分という声もあります。

まとめ:目的に応じて選択を

走行性能・完成度重視でコスパ良く仕上げたいなら最初からSZ-Rを選ぶ方がベストです。一方、自分好みにチューニングを楽しみたいならSZをベースにするのもアリでしょう。

購入時の価格だけでなく、将来的なカスタム費用や安全性まで考慮した上で、自分のカーライフに合ったグレード選びをすることが大切です。

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