原付バイクをボアアップして白ナンバーから黄色ナンバーに変更することで、2人乗りが可能になることは多くのライダーにとって魅力的な選択肢です。しかし、この変更を行うには、どのような条件が必要で、特に免許に関して気になる点があります。この記事では、ボアアップによるナンバー変更と免許に関する注意点を解説します。
1. ボアアップとナンバー変更の概要
ボアアップとは、エンジンのシリンダーの内径を広げて排気量を増加させるカスタムです。これにより、バイクは原付(50cc)から小型二輪(125cc以下)にクラスアップし、ナンバープレートも変更することになります。通常、ボアアップすると白ナンバー(原付)から黄色ナンバー(小型二輪)に変わります。
ナンバープレートが変更されると、車両の用途や規制が変わります。特に、2人乗り(タンデム)が可能になる点が大きなメリットです。
2. 原付免許では運転は可能か?
原付免許(50cc以下のバイクを運転するための免許)を持っている場合、ボアアップしても運転はできません。なぜなら、50ccを超えるバイクは「小型二輪」扱いとなり、原付免許では運転できないからです。
もしボアアップ後にバイクを運転したい場合は、普通自動二輪免許(中型免許)が必要になります。この免許を取得することで、125cc以下のバイクを運転でき、2人乗りも合法的に行えます。
3. 2人乗りをするための条件
ボアアップして排気量が増えたバイクで2人乗りをするためには、いくつかの条件があります。まず、適切な免許(普通自動二輪免許)を持っていることが必須です。また、バイクが2人乗りに対応しているか(シートやハンドルの状態など)も確認する必要があります。
さらに、バイクに2人乗り用の装備が整っていることを確認しましょう。タンデムステップ(後部座席の足置き)やタンデムシートの有無も重要です。
4. 免許取得方法とその流れ
普通自動二輪免許(中型免許)を取得するためには、まず自動車学校に通い、学科や技能試験を受ける必要があります。所要時間や費用は地域や教習所によって異なりますが、一般的には1ヶ月程度で免許を取得することができます。
試験内容としては、学科試験(交通ルールや道路標識について)と技能試験(実技でバイクを運転するテスト)があります。これらを合格すれば、普通自動二輪免許を取得できます。
5. まとめ:免許とナンバー変更の重要なポイント
原付バイクをボアアップして黄色ナンバーに変更し、2人乗りをするためには、まず普通自動二輪免許(中型免許)が必要です。また、バイクが2人乗りに適しているかを確認し、必要なカスタムや装備を整えることが大切です。
もしボアアップを考えているのであれば、免許取得と車両の整備をしっかりと行い、安全に楽しんでください。
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