短期集中型の自動車教習所を利用することで、わずか16日程度で卒業できるプランが人気を集めています。しかし、その後の本免試験(本試験)は自動的に進むものではありません。この記事では、教習所卒業後の本免試験の日程や予約方法について詳しく解説します。
本免許試験とは?仮免との違い
仮免許とは、技能と学科の中間試験を合格した段階で取得するもので、教習所内や限定された条件下で運転できます。一方、本免許はその後の卒業検定と学科試験をクリアした後、公安委員会(免許センター)で合格することで初めて交付される正式な運転免許です。
短期集中コースでも、卒業証明書を取得した段階で教習所での指導は終了し、本免学科試験の受験は本人の責任で行う必要があります。
本免試験は「自分で予約」が基本
本免試験の学科試験は各都道府県の免許センターで実施されており、その試験日程は自動的に決まるものではありません。基本的には、自分で希望する日にちを選び、直接会場へ出向くスタイルです。
たとえば東京都では平日(月〜金)に予約不要の先着順で受付けていることが多く、混雑日を避けて早めに行くのがポイントです。逆に一部地域では予約制の免許センターもあり、電話やネット予約が必要なケースもあります。
卒業証明書の有効期限に注意
教習所の卒業証明書には有効期限があります。通常は「発行日から1年間」ですが、都道府県によっては「卒業検定合格日から1年間」などの違いも。
そのため、本免試験はできるだけ早めに受験しておくことが重要です。万一、有効期限が切れると再度教習所に通う必要が出てきます。
受験当日の持ち物と手順
- 卒業証明書
- 仮免許証
- 住民票(本籍入り)や本人確認書類
- 受験料(学科試験・交付料)
- 筆記用具(鉛筆・消しゴムなど)
受付後、視力検査 → 適性検査 → 学科試験 → 合格発表 → 写真撮影 → 免許交付という流れになります。
短期集中型の注意点とアドバイス
短期集中でスケジュールが詰まっているため、本免の受験準備が遅れがちです。合宿で地方に行った場合は、帰宅後すぐに地元の免許センターの手続きを確認しましょう。
また、卒業検定に合格したからといってすぐに免許がもらえるわけではない点を理解しておくと安心です。
まとめ:本免試験は自分の手でスケジュール管理を
自動車教習所を短期集中で卒業した後の「本免学科試験」は、自分で日程を選び、免許センターで受験する必要があります。教習所が日程を指定してくれるわけではないため、自ら確認・予約・準備を行うことが免許取得の最後のステップです。
スムーズに免許取得を完了させるためにも、卒業後の流れを事前に把握しておきましょう。
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