車のカスタムで、マフラーの配置や消音対策など、車検に通るかどうか気になるポイントが多いものです。今回は、触媒が正しくついていて、インナーサイレンサーで消音できている状態で、車体からのはみ出しもないが、マフラーが後方でなくボンネットから出ている場合について、車検に通るかどうか解説します。
マフラーの配置に関する車検基準
車検では、マフラーが車体からどの位置に出ているかも重要な要素です。一般的には、排気ガスを後方や側方に排出するように設計されていることが車検通過の条件となっています。そのため、ボンネットからマフラーが出ている場合、排気ガスが前方へ放出される形状は安全性や法規上の問題で、車検が通らない可能性が高いです。
インナーサイレンサーでの消音と太鼓の役割
車検では騒音規制も厳格です。インナーサイレンサーが装着され、騒音規制値をクリアしている場合は合格する可能性がありますが、通常はマフラーにはサイレンサー(太鼓)がついていることが望ましいとされます。太鼓のないマフラーは、消音効果が不十分と見なされやすいため、音量計測での確認が重要です。
触媒の取り付けと排ガス規制
触媒が適切に設置されていることは、排ガス規制をクリアするための大きなポイントです。触媒がない、または効果が不十分な場合、排ガスが基準を超えてしまい車検に通りません。触媒が設置され、かつその効果が確認されれば、排ガス規制はクリアできるでしょう。
車検に通るかどうかを確かめる方法
ボンネットからのマフラーのようなカスタムは、車検を通すのが難しいことが多いです。車検に出す前に、整備工場やディーラーで確認してもらうことをおすすめします。車検場にて排気ガスや騒音の測定を行い、問題ないか確認することもできます。注意として、通過しない場合、設計変更を求められる可能性もあるため、事前確認が肝心です。
まとめ:ボンネットからのマフラーと車検基準
ボンネットから出たマフラーは、安全性と環境基準を満たすために難しい要件が多く、車検に通るかどうかはかなり厳しいと言えます。触媒とサイレンサーで消音・排ガス基準を満たしても、排気方向が基準外であれば通過しない可能性がありますので、事前に整備工場での確認をおすすめします。
コメント