中古車の購入において、「車検・法定整備付き」の車両は安全・安心の面で非常に魅力的ですが、納車までの期間が長くなることもあります。特に他県での購入やお盆などの連休が絡むと、納期が遅く感じられることも。今回は、納車までの期間が遅くなる理由や一般的な日数の目安、注意すべきポイントについて解説します。
法定整備付き中古車とは?
「法定整備付き」とは、販売店が納車前に国の定める点検整備(24か月点検)を実施することを意味します。この整備内容はブレーキ、タイヤ、エンジン、下回りなど多岐にわたり、購入後すぐに安心して運転できる状態に仕上げるためのものです。
その分、整備作業には時間を要する場合があります。整備工場の混雑状況や部品の交換有無などにより納期は変動します。
納車までにかかる一般的な期間
通常、整備付き中古車の納車は「契約から10日〜2週間」が一般的とされています。ただし、以下の要因によってはこれより長引くこともあります。
- 販売店が他府県にある(陸送が必要)
- 車検が切れており新たに取得が必要
- 希望ナンバーなどの追加手続きがある
- 整備で交換すべき部品が多く、部品の取り寄せに時間がかかる
- お盆・GWなどの長期休暇が重なる
したがって、「お盆明けの納車」は決して異常な対応ではなく、むしろ繁忙期であればよくあるスケジュールと言えます。
他県購入による納期遅延の可能性
今回のように120キロ以上離れた他県で購入する場合、納車までにさらに日数を要する傾向があります。理由は次のとおりです。
- 陸送手配に時間がかかる
- 登録先の管轄が異なるため、必要書類のやり取りや手続きが複雑
- 希望ナンバーや名義変更などが通常より多くの日数を要する
このようなケースでは「納車まで3週間程度かかる」のが通例となります。
お盆期間と自動車業界の動き
お盆期間中は、多くの整備工場や陸運局が休業となります。そのため整備・登録・車検のすべての工程が停止し、納車までの流れが一時中断されることになります。
販売店側も納車スケジュールを通常より前倒しで調整する必要があるため、「お盆明け納車」と案内されるのはごく一般的です。
納車時期が気になる場合の対応策
納車時期について不安がある場合は、以下のような対処法がおすすめです。
- 契約時に「最短での納車希望」と伝える
- 整備完了の見通し時期を事前に確認しておく
- 必要であれば代車の貸し出しが可能か聞いてみる
- メールなど文面で納期目安を記録しておく
販売店も顧客対応には慣れているため、丁寧に問い合わせをすれば親切に教えてくれることがほとんどです。
まとめ:盆明け納車はよくあること、焦らず待とう
中古車購入時の納車時期は、整備内容や時期的要因によって数週間かかるのが一般的です。特に他県での購入やお盆期間が絡む場合は、「お盆明け納車」は妥当なスケジュールと言えるでしょう。
焦って不安になるよりも、販売店に進捗をこまめに確認し、納車までの時間を楽しみに待つのが最良の選択です。
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