事故修復歴アリの中古車が売られる理由と見極め方|板金直し車でも“修復歴なし”になるケースとは

中古車

中古車選びで気になる“修復歴あり”の車。板金して直せば一見キレイでも、売るときに「歴あり」とされることも。その背景やリスク、見極めのポイントを整理します。

なぜ修復歴車でも市場に出回るの?

修復歴あり=法律的に問題あり、とは限りません。事故などで骨格部分を修理した車は「修復歴あり」で表示が義務ですが、骨格部分以外の板金や部品交換だけなら法律上「修復歴なし」です :contentReference[oaicite:0]{index=0}。

そのため、見た目だけキレイに直して“修復歴なし”として販売されることもあり、購入者が見分けにくい構造になっています。

“修復歴あり”が与える影響とは?

まずは安全面の懸念。骨格修復は車の剛性や衝突耐性に関わるため、中古車市場で評価を大きく下げます :contentReference[oaicite:1]{index=1}。

さらに、後に販売する際も査定額が減りやすく、買値より損をしやすいのが現実です :contentReference[oaicite:2]{index=2}。

悪質業者が修復歴を隠す理由

法律では、「修復歴あり」の車は公取協の規約により明示が義務付けられています :contentReference[oaicite:3]{index=3}。

それにも関わらず隠して高く売る業者も存在し、それがバレれば契約解除や損害賠償に発展します :contentReference[oaicite:4]{index=4}。

専門家が教える“事故歴あり”車の見分け方

実際に中古車をチェックする際は、以下の点が重要です。

  • ボディのフレームやドアの隙間の均一性チェック :contentReference[oaicite:5]{index=5}
  • ボルト・ネジに塗装剥がれがないか確認 :contentReference[oaicite:6]{index=6}
  • 左右のタイヤハウスの広さが揃っているか確認 :contentReference[oaicite:7]{index=7}
  • 整備記録簿(点検記録簿)も必ず確認しましょう :contentReference[oaicite:8]{index=8}

また、YouTubeで整備士が解説する実例動画も参考になります :contentReference[oaicite:9]{index=9}。

板金修理だけなら“修復歴なし”?注意点

板金や外装パーツ交換だけなら修復歴表示義務はありません :contentReference[oaicite:10]{index=10}。

しかし裏を返せば、重大な事故ではなくても隠された修理がある場合、後で不具合や性能劣化が表面化するリスクがあります :contentReference[oaicite:11]{index=11}。

購入前にできる安心チェックまとめ

チェック内容 ポイント
販売店の「修復歴あり」表示 明示されているか必ず確認
整備記録簿 骨格修理の有無が分かる
外観チェック 隙間・ボルト・左右対称性など念入りに
試乗・専門家の目 違和感や異音がないか確認

まとめ

「修復歴あり」の中古車には、安全性や将来の売却時に価格が下がるリスクがあります。

しかし、板金など軽微な修理だけなら修復歴表示は義務がなく、見た目では判断しづらいのが現状です。

購入前には記録簿や現物チェック、試乗を必ず行い、必要なら専門家の意見も聞くことが、納得できる中古車選びの近道です。

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