中古バイクの購入は、新車に比べて価格を抑えられる一方で、コンディションや前オーナーの使い方によって当たり外れが大きい世界です。特に初めてバイクを購入する方にとっては、どこを見て、何を基準に判断すべきか分からないことも多いでしょう。この記事では、中古バイクを選ぶ際の基本的なポイントと、後悔しないための実践的なアドバイスを解説します。
まずは用途と排気量を明確にする
バイク選びの第一歩は、「何に使うか」と「どのくらいのパワーが必要か」を考えることから始まります。通勤や街乗り中心なら125〜250ccクラスがおすすめですが、ツーリングを重視するなら400cc以上も視野に入れましょう。
たとえば、週末にのんびり流すなら250ccのネイキッドタイプ、通勤をメインに使いたいならスクータータイプも人気です。自分のライフスタイルに合った排気量とタイプを選ぶことが重要です。
中古バイクの「状態確認」ポイント
バイクの見た目だけで判断するのは危険です。以下の項目は必ずチェックしましょう。
- 走行距離:少なすぎても多すぎても要注意。年間3,000〜5,000kmが目安。
- エンジンの始動性:セルでスムーズにかかるか、アイドリングが安定しているか。
- オイル漏れの有無:エンジン下部やリアショック周辺に滲みがないか確認。
- フレームの曲がり・錆:事故車の可能性もあるため、細かく目視点検。
- タイヤの溝と製造年:残り溝だけでなく経年劣化にも注意。
販売店か個人売買か?信頼性の違い
中古バイクの購入は「バイクショップ」「中古車販売店」「個人売買(ネットオークション・フリマアプリ)」など選択肢がありますが、初心者には保証や整備付きの専門店での購入が安心です。
たとえば、GooBikeやバイク王などの大手中古バイクサイトを利用すれば、車両状態の開示や返品保証、点検整備付きの車両も多数掲載されています。個人売買では安さが魅力ですが、トラブル対応や整備費用が後からかさむことも。
相場を知ることで失敗を避ける
気になるバイクがあれば、必ず複数の販売店やサイトで価格を比較しましょう。同じ車種・年式・走行距離で価格差が大きい場合、何かしらの理由(修復歴、整備履歴なしなど)がある可能性があります。
相場の把握は、値引き交渉にも活きます。「相場より少し高いけど納車整備がしっかりしてる」など、総合的に判断する力を持ちましょう。
見逃せない名義変更と登録費用
バイクは本体価格以外にも以下の費用がかかることを忘れずに。
- 自賠責保険料(125cc:5,000円程度〜/年)
- 名義変更・登録手数料(業者代行で1〜2万円程度)
- 納車整備費用(3万円前後かかることも)
また、125cc以下のバイクは市区町村、250cc以上は陸運局で登録が必要になるため、購入前に手続きの流れを確認しておきましょう。
まとめ
中古バイク選びは「見た目」だけでなく、「使用用途」「走行距離」「整備状態」「購入先の信頼性」など複数の要素を総合的に見ることが重要です。
特に初めての購入であれば、多少価格が高くてもアフターサービスや保証がしっかりした店舗を選ぶことで、長く安心して乗ることができる一台に出会えるでしょう。事前に下調べをしっかり行い、後悔のないバイクライフをスタートさせてください!
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