EK9シビックのリアブレーキに関する引きずり問題でお悩みの方へ。この記事では、右側のキャリパーが引きずる原因とその解決方法について詳しく解説します。特に、キャリパーのオーバーホールやパッド交換を行った後に発生する問題についての対処法を紹介します。
リアブレーキ引きずりの原因と症状
リアブレーキが引きずる原因は多岐にわたりますが、よくある症状としては、ブレーキを踏んだときに「ガチン」と音がして、ピストンが戻らずローターが固定されてしまう現象です。EK9シビックの場合、キャリパーオーバーホール後にこの症状が発生しやすいことがあります。
また、パッドの厚みの左右差やピストンの調整がうまくいっていないことが、引きずりを引き起こすこともあります。この記事では、これらの原因をひとつずつ検証し、解決策を提案します。
パッドの左右差とピストンの自動調整
パッド厚みの左右差ができると、片側のブレーキパッドが早く減ることになります。ピストンの自動調整がうまく機能せず、ブレーキの引きずりを引き起こす原因となります。新品のパッドを取り付けた際に右側が渋かった場合、パッドの削りすぎが原因かもしれません。
また、ピストンを右に回して引っ込めても渋い場合、右側のピストンが正常に戻っていない可能性があります。この場合、ピストンの調整やキャリパーの清掃を再確認する必要があります。
キャリパーのオーバーホールと注意点
キャリパーオーバーホール後に引きずりが発生する場合、特にサイドブレーキのクランク部以外をオーバーホールしている場合、サイドブレーキのケーブル調整やピストンの位置が原因となることがあります。キャリパー内部の部品が摩耗している場合や、グリスアップ不足があると、ピストンがスムーズに戻らず引きずりが発生します。
再度キャリパーを分解し、必要であれば部品の交換やグリスアップを行うことをお勧めします。
対処方法と確認ポイント
引きずりを解決するためには、以下のポイントを確認することが重要です。
- パッド厚みの均等化:左右のパッドが均等に減るように調整し、ピストンの自動調整機能を確認する。
- ピストンの戻り確認:ピストンがスムーズに戻らない場合、キャリパーを再チェックし、グリスアップや部品交換を行う。
- サイドブレーキ調整:サイドブレーキケーブルが適切に調整されているか確認し、引きずりを防ぐ。
これらの点を再確認することで、ブレーキの引きずり問題を解決することができます。
まとめ
EK9シビックのリアブレーキが引きずる問題は、パッドの厚み差やキャリパーの不具合など、複数の原因が考えられます。これらを一つずつ検証し、適切な対処をすることで問題を解決できます。もし問題が解決しない場合は、ブレーキ専門の整備士に相談することをお勧めします。


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