高速道路や幹線道路で設置されているオービス(自動速度取締装置)は、速度違反を自動で検知・撮影し、後日違反通知が届く可能性があるシステムです。この記事では、深夜やバイクでの通過時、さらにはヘルメットの種類などによってオービスの反応や処分がどう異なるのかについて詳しく解説します。
オービスとは何か?
オービスとは、指定速度を大きく上回る車両を自動で撮影する装置です。撮影された写真は、ナンバープレートと運転者の顔を特定するために使用され、違反が確定すれば通知書が送られます。
固定式・半固定式・移動式の種類があり、特に固定式のHシステムやループコイル式は高速道路や主要国道に多く見られます。
バイクでもオービスに反応するのか
基本的にオービスはバイクにも反応します。ただし、前方撮影型のオービスでは、バイクの前面にナンバープレートがないため、車種によっては識別が難しくなることもあります。最近では後方撮影型の装置やナンバー読み取り機能が進化しており、バイクも特定されるケースが増えています。
一方、ヘルメットの種類(例:半ヘル)によっては運転者の顔の識別が不完全となり、違反の確定が困難になる場合もありますが、ナンバーと状況証拠で処分される可能性もあります。
深夜の違反と通知の有無
深夜だからといってオービスが作動しないわけではありません。多くのオービスは24時間稼働しており、昼夜を問わず速度超過を検知します。
ただし、違反があったすべてのケースで通知が来るとは限りません。特に以下のような状況では通知が来ないケースもあります。
- 運転者の顔が不鮮明
- ナンバープレートが判別不能
- 速度超過が軽微でグレーゾーン
とはいえ、通知が届くまで通常2週間~1か月程度かかるため、それまでは状況を注視する必要があります。
通知が届くとどうなるのか
違反が確認された場合、警察署への出頭要請や反則金納付書が郵送されてきます。違反の内容によっては行政処分(点数加算・免停)や罰金が科されることもあります。
バイクでの違反でも、明確に証拠が揃っていれば厳格な処分が下る可能性は十分にあります。軽微な速度超過(10km/h未満程度)であれば警告に留まることもあります。
ガイドラインとリスクの認識
オービスが光った=必ず処分とは限りませんが、基本的には「何かしらの証拠は記録された」と考えて行動するべきです。
特に無届けのナンバープレート変更、ヘルメット不着用、無免許運転などが加わると違反の程度は重くなり、刑事処分の対象となる可能性もあります。
まとめ:オービスは光った時点で記録済みと考えるべき
オービスが光ったという事実は、少なくとも速度超過の可能性が高かったことを意味します。バイク・深夜・半ヘルという条件でも、技術の進化により特定される可能性は十分あります。
通知が来るかどうかはケースバイケースですが、安全運転の意識を持ち、違反のリスクを理解して日頃から慎重に運転することが重要です。
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