近年では10代の女性ライダーも増え、小型二輪免許(MT)の取得を目指す女子高校生も珍しくありません。とはいえ、「身長が低いと免許は難しいのでは?」「足が地面に届くのか不安」といった声も多く聞かれます。この記事では、身長155cmほどの方でも安心して小型二輪免許を取得し、安全に乗るためのポイントを詳しく解説します。
小型限定二輪MT免許とは?
小型二輪MT免許は、排気量125cc以下のマニュアル(MT)バイクを運転できる免許です。16歳以上であれば取得が可能で、普通免許とは異なり「クラッチ操作」や「ギアチェンジ」などのMT操作を学ぶ必要があります。
取得のためには教習所で実技講習と学科を受け、卒業検定をパスすればOKです。最短で10日程度のスケジュールで取得可能なこともあり、高校生にも人気の免許のひとつです。
身長155cmは小型バイクに乗れる?
結論から言うと、身長155cmでも十分に乗れます。小型クラスのバイクは車体が比較的コンパクトで、シート高も抑えられているモデルが多いため、小柄な方でも扱いやすい設計になっています。
たとえば、人気の「ホンダ・グロム」や「スズキ・GSX-S125」などはシート高が760〜770mm程度と低く、足つき性が良いことで知られています。教習車としてよく使われる「CB125F」も足が届きやすく、初心者に優しいモデルです。
足つきが不安なときの対策
どうしても足つきが不安な場合は、以下のような工夫で安全性を高められます。
- ローダウンシート:純正より低いシートに交換することで、足が地面に届きやすくなります。
- 厚底ブーツ:ライディングシューズにインソールを入れて数センチ高くするのも効果的です。
- 片足着地を意識する:両足を着けようとせず、安定した方の足をしっかり着地させるスタイルを覚えるのもプロの技です。
また、実技教習では教官が一人ひとりの体格に合わせたアドバイスをしてくれるため、安心して取り組めます。
高校生でも免許取得は可能?
法律上、高校1年生でも16歳になっていれば小型二輪免許の取得は可能です。ただし、通っている高校によっては「バイク免許取得禁止」などの校則がある場合もあるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
教習所では年齢や性別に関係なく、技術や理解度に応じて丁寧な指導を受けられます。「一人で教習所に通うのが不安」という方でも、教習生の約半数は初心者なので安心です。
おすすめの小型MTバイクは?
女性ライダーや小柄な方に人気の小型MTバイクには、次のようなモデルがあります。
車種 | メーカー | シート高 | 特徴 |
---|---|---|---|
グロム | ホンダ | 761mm | 軽量&コンパクトで操作性良好 |
YZF-R125 | ヤマハ | 825mm | 見た目はスポーツバイク、中身は初心者向け |
GSX-S125 | スズキ | 785mm | 取り回しが良く、街乗りに最適 |
特にホンダ・グロムはシート高が低く、取り回しも軽いため女性人気が非常に高いモデルです。
まとめ:身長155cmでも小型二輪MTは十分目指せる!
身長が低くても、小型MT免許の取得やバイクの操作は十分に可能です。実際に155cm以下の女性ライダーも多く、工夫や慣れによって快適に乗りこなしています。
大切なのは、「自分に合ったバイク選び」と「無理をしない操作技術」。教習所のサポートを受けながら、自信を持ってライダーの第一歩を踏み出してみてください。
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