Z750D1とZ750RS(職権打刻フレーム)で迷ったら?旧車選びで後悔しないための判断基準

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Z750D1とZ750RSは、どちらもカワサキの名車として高い人気を誇るモデルです。ヴィンテージバイクならではの魅力に惹かれ、購入を検討する人も多いですが、価格や状態、登録事情などで迷うことも。本記事では、特に職権打刻のRSときれいなD1で迷ったときにチェックすべきポイントを詳しく解説します。

Z750D1とZ750RS、それぞれの基本的な違い

Z750D1(1976年式以降のモデル)はZ2系の後期型で、外観はRSに近いものの内部的な仕様変更や装備差が存在します。Z750RS(通称Z2)は1973年~75年に製造された初期型で、コレクターズアイテムとして価値が高く、価格も高騰傾向にあります。

ただし、現実にはD1もカスタムベースとして人気があり、価格とのバランスで「実走重視」のユーザーから支持を受けています。

職権打刻フレームとは?中古バイクで注意すべき点

職権打刻とは、車体番号が不明または読み取れない場合に、陸運支局が独自の番号を新たに打刻する手続きです。フレーム交換車や事故修復歴車などで多く見られます。

職権打刻は不正ではありませんが、市場価値が下がる可能性があり、売却時の査定に影響することがあります。また、保険契約時や査定時に正しく説明できないとトラブルの元になるため、購入前には必ず履歴を確認しましょう。

車体のコンディションと信頼性

旧車で特に重要なのは、フレームやエンジンの状態、オイル漏れや異音、整備履歴などです。D1が「きれいな感じ」とされているなら、職権打刻のRSより実走に適した選択肢になる可能性があります。

実際に旧車市場では「状態の良いD1>状態不明のRS」という評価が下ることも多く、希少性だけでなく実用性と安心感を重視すべきです。

今後の価値とリセールの考え方

Z750RSは「ナンバーズマッチ(車台・エンジン番号一致)+オリジナルパーツ」なら非常に高値で取引されます。ただし、職権打刻があるとプレミア要素が薄れ、D1との価値差は縮まります。

つまり、コレクション目的・将来的なリセール重視なら「番号・履歴・整備記録の揃ったRS」が理想ですが、純粋に乗ることが目的なら、状態の良いD1が賢い選択となるでしょう。

実例:購入後に後悔した/満足した声

ある購入者は、安さに惹かれて職権打刻フレームのZ2を購入したものの、ショップで「改造歴の多さ」と「将来売れにくいこと」を指摘され、最終的に下取りで苦戦したという話もあります。

一方で、D1をフルメンテで仕上げ、10年以上愛車として乗り続けている例も。見た目はRSに近づけ、快適に走れる安心感で満足度は高いという声も多数です。

まとめ:Z750RSとD1、どちらを選ぶべきか

250万円のきれいなD1か、300万円超の職権打刻付きZ750RSで迷うなら、以下の基準で判断しましょう。

  • 乗ることを重視するならD1:状態が良く、価格が抑えられている
  • コレクション・所有満足を求めるならRS:職権打刻を理解しつつ、希少性と価値を重視

旧車選びで後悔しないためには、現車確認・整備履歴・ショップの信頼性が何より重要です。あなたのバイクライフが充実する選択となるよう、じっくりご検討ください。

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