最近の車には高機能なデジタルルームミラーが装備されることが増えていますが、中でも「ミラーの角度をカチャッと傾けるだけでアナログとデジタルを切り替えられるタイプ」は、ユーザーから高評価を受けています。本記事では、そのような切り替え式のデジタルインナーミラーの特徴や該当しそうな商品、そして後付けできるおすすめ製品について詳しく解説します。
デジタルルームミラーとは?基本的な仕組みと利便性
デジタルルームミラーとは、リアカメラで撮影した映像をミラー上のディスプレイに表示する機能を持ったルームミラーです。視界の妨げとなる後部乗員や荷物の影響を受けにくく、夜間や悪天候でも明るく見やすいのが特徴です。
特にSUVやミニバンなど後方の視界が遮られやすい車種では、非常に役立ちます。また、録画機能付きのモデルではドライブレコーダーとしての機能も兼ねており、前後同時録画が可能なタイプも増えています。
「ミラー傾け式」デジタルルームミラーの正体は?
「カチャッと傾けて切り替える」タイプのデジタルルームミラーは、トヨタ純正のデジタルインナーミラーや、日産、スバルの一部車種で採用されている純正装備である可能性が高いです。
たとえば、スバル「フォレスター」や「レヴォーグ」、トヨタ「アルファード」「クラウン」などの上級グレードに採用されており、ミラー自体を手前に傾けることで、通常の鏡としての使用も可能になります。この構造は、車載ディスプレイと鏡が一体化したハイブリッド構造となっており、電源オフ時や緊急時にも安心という利点があります。
後付けできる切り替え式デジタルミラーは存在する?
市販のデジタルルームミラーでも、画面上で表示のオン・オフができるモデルは多くありますが、物理的にミラーを傾けて切り替えるタイプはあまり多くありません。ほとんどが電源ボタンまたは画面タッチによる切り替えです。
ただし、次のような製品は限りなく近い操作感を実現しています。
- MAXWIN MDR-C011B:前後カメラ録画対応。物理ボタンで簡単にミラー/モニター切り替え可能。
- PORMIDO PR998:フルスクリーンタッチ対応で、スワイプで明るさや視野角の調整も可能。視認性が高く、実用性も◎。
- KEIYO AN-R094:ミラー全体が高精細モニターになっており、視界が広い。表示のオフ切替で通常ミラーにも切り替え可能。
このような後付けミラーは、車種問わず取り付け可能なため、乗り換え後も使い回せるメリットがあります。
後付けミラー選びの注意点と取付時のポイント
後付けのデジタルルームミラーを選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。
- 本体サイズが純正ミラーと干渉しないか
- バックカメラの配線長が愛車に対応しているか
- 電源の取り出し方法(シガーソケット/ヒューズボックス)
- ドライブレコーダーとして使う場合、SDカードの相性
DIYで取り付けることも可能ですが、車種によっては内装の一部を取り外す必要もあるため、専門業者に依頼するのも安心です。
まとめ|「カチャッ」と切り替えられる快適さを再び
過去に使用していた「カチャッと傾けることでアナログ⇔デジタルを切り替えられるルームミラー」は、おそらくトヨタやスバルなどの純正デジタルインナーミラーである可能性が高いです。
現在は市販品でもそれに近い操作性・利便性を備えたモデルが多数販売されており、20000~40000円程度の価格帯で高性能なモデルも購入可能です。今の車でもその快適さを再現したい方は、ぜひ検討してみてください。
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