自動車に搭載されているコーションプレート(車両識別プレート)は、車両の製造情報や型式、車体番号、カラーコードなどを確認するために必要不可欠な情報源です。スバルの新型BRZ(ZD8型)においても、その位置や内容を知っておくことは、整備やカスタムの際に非常に役立ちます。
コーションプレートとは何か?
コーションプレート(Caution Plate)とは、メーカーが車両に取り付ける金属製または樹脂製のプレートで、車種識別番号(VIN)、車両型式、エンジン型式、トランスミッション型式、カラーコードなどが刻印されています。
この情報は、車検、修理、部品発注などの場面で必要になるため、自分の車のコーションプレートの位置と内容を把握しておくことが重要です。
ZD8型スバルBRZのコーションプレートの位置
ZD8型のBRZにおいて、コーションプレートはエンジンルーム内の右(助手席側)のストラットタワー付近に貼り付けられています。ボンネットを開けて助手席側のショックアブソーバーが取り付けられているあたりを見ると、黒またはシルバーのプレートが確認できるはずです。
車体番号が刻まれたプレートとともに、もう一枚のコーションプレートにカラーコードやトリムコード、型式指定番号などが記載されているケースもあります。光の反射や汚れで見えづらいこともあるため、明るい場所で確認すると良いでしょう。
コーションプレートの読み方と活用方法
プレートには以下のような情報が記載されています。
- 車両型式:例「3BA-ZD8」
- エンジン型式:例「FA24」
- ミッション型式:例「6MT」
- カラーナンバー:例「K1X」(クリスタルホワイトパール)
- トリムコード:内装の配色や素材
たとえばバンパーやドアの塗装を補修したい場合、カラーコードをもとに調色した塗料を用意できます。また、車両型式やエンジン型式はディーラーや部品商が部品を正確に発注する際に重要です。
中古車購入時にも役立つ情報源
コーションプレートは、事故歴や車両の改造歴などを見抜く参考にもなります。例えば、コーションプレートが不自然に新しかったり、剥がされた跡がある場合、過去に大きな修復がされていた可能性もあるため注意が必要です。
中古でZD8型BRZを購入する場合は、プレートの有無や状態をチェックすることも安心材料のひとつになります。
コーションプレートが見つからないときの対処法
稀に、事故修復歴がある車両や、輸送途中に交換された車体ではプレートがずれていたり見えづらくなっている場合もあります。どうしても見つからない場合は、スバル正規ディーラーに問い合わせることで、車台番号などから正確な情報を取得できます。
また、車検証にも基本的な型式や車台番号は記載されているため、応急的な確認にはそちらも有効です。
まとめ:ZD8型BRZのコーションプレートの重要性
スバルBRZ(ZD8型)のコーションプレートは、車両の正確な情報を知るために欠かせない要素であり、エンジンルーム内の助手席側ストラットタワー付近に設置されています。DIY整備やカスタマイズ、中古車購入時のチェックに役立つ情報が満載なので、ぜひ一度確認しておきましょう。
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