最近「名古屋ナンバーの5ナンバー車で分類番号が726になっていた」という声がSNSで注目を集めています。通常、分類番号は「500番台」が多い5ナンバー車ですが、なぜ3桁の「700番台」に移行しているのでしょうか?この記事では、分類番号の仕組みと名古屋エリアで起きている「ナンバー枯渇問題」について詳しく解説します。
分類番号とは?基本の仕組みを理解しよう
自動車のナンバープレートには「分類番号」と呼ばれる3桁の数字が記載されています。これは車両の種別や排気量、用途を表しています。たとえば、普通乗用車で排気量2,000cc以下の一般車両には「500番台」が割り当てられています。
ナンバープレート例:名古屋500 あ 12-34 のように「名古屋」+「500」+「ひらがな」+「4桁の番号」が構成要素です。
分類番号「726」は異常?実はナンバー枯渇の兆候
通常は「500」から始まる5ナンバーの分類番号が、名古屋では「726」といった700番台になっているケースが増えています。これは、従来の分類番号の組み合わせが枯渇していることを示しています。
例えば、「名古屋500 あ 12-34」〜「名古屋599 ん 99-99」まで発行された結果、組み合わせが不足し、700番台の分類番号が追加で使われているというわけです。
分類番号が増える理由:登録台数の増加が主因
名古屋は国内でも有数の人口・車保有数を誇る地域です。特に軽自動車やミニバンといった5ナンバー車が多く登録されており、分類番号の組み合わせが早く枯渇します。
これを補うため、国土交通省が700番台や800番台の分類番号を新たに割り当て、登録枠を確保しているのです。
「726ナンバー」は珍しい?それとも当たり前?
分類番号「726」は一見異質に見えるかもしれませんが、これはあくまで管理上の延長です。車種や使用条件に影響はなく、税金や任意保険、車検制度などにも一切変化はありません。
つまり「726だから変わった車」ということではなく、単に登録順の延長上での番号というだけです。
他の地域でも分類番号の枯渇は起きている?
実は東京や大阪、横浜など大都市圏でも同様の現象が見られます。東京では「品川700」「足立701」などのナンバーが既に多く存在しており、地方でも同様の枯渇が進行しています。
ナンバープレートの枯渇対策として、国土交通省は地域名表示の追加や分類番号の拡張を段階的に行っています。
まとめ:分類番号726はナンバー枯渇の結果。気にする必要なし
名古屋で「726ナンバー」を見かける理由は、ナンバープレートの分類番号が枯渇しているためです。これはシステム上の調整であり、所有者や車両に不利益は一切ありません。むしろそれだけ車の需要が多い地域である証拠とも言えるでしょう。
見慣れない分類番号に驚くこともあるかもしれませんが、実用面では従来通り何も変わらず安心して使用できます。
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