車の購入において、オプションの選択は車両の仕様を大きく左右します。特にトヨタのような多機能車種では、オプションの組み合わせによって使い勝手や快適性が変わるため、契約後に後悔するケースも少なくありません。本記事では、40アルファードZハイブリッドを契約した後にオプション変更が可能かどうか、そしてその対応策について解説します。
トヨタ・アルファードの「エレクトロシフトマチック」は限定オプション
トヨタの新型40アルファードZハイブリッドに搭載される「エレクトロシフトマチック」は、シフト操作を電気的に行う先進機構で、近未来的な操作感と省スペース性が特徴です。しかし、このシフトノブは「トヨタチームメイト(高度運転支援機能)」を選択しないと装備されません。
「Z」グレードのハイブリッド車では、標準ではエレクトロシフトマチックが付かず、通常のシフトレバーとなるため、購入時にチームメイトを選択しなかった場合、望んだ仕様とは異なることになります。
契約後のオプション変更は可能か?
契約書に署名・捺印をし、「オプションに誤りなし」と記載されたチェック欄にも同意した場合でも、工場の生産スケジュールに間に合えば変更できる可能性があります。
ただし、すでにオーダーが工場に流れていたり、オプション品が組み付け工程に入っている場合は変更は困難です。タイミングが極めて重要であり、契約後「できるだけ早く」ディーラーへ相談することが唯一の対応策となります。
変更依頼の際に伝えるべきポイント
ディーラーへ相談する際には、次の点を明確に伝えると交渉がスムーズです。
- 「エレクトロシフトマチックが必要で、そのためにトヨタチームメイトを追加したい」こと
- 「契約時にその説明がなかった」旨を冷静に説明する
- 「納期が延びても良いから変更したい」と伝える覚悟
丁寧に伝えることで、担当者が上司やメーカーと交渉してくれる可能性が高まります。
変更ができない場合の選択肢と契約破棄の可能性
万一変更が受け入れられなかった場合は、納得できない仕様で納車を受けるか、キャンセルを申し出るという選択肢になります。
しかし契約破棄は法的に「一方的な解除」が難しく、販売店の規約によりキャンセル料が発生する可能性があります。特に「受注生産車両」や「メーカーオプション付き車両」はキャンセル料が高額になるケースもあるため注意が必要です。
実際の交渉事例:購入者が変更に成功したケース
あるユーザーは、アルファード契約の1週間後に「JBLオーディオを追加したい」とディーラーに依頼。担当者が工場へ確認し、「工場への正式オーダー前」だったため無事変更できたとのこと。このように、タイミング次第では柔軟に対応されることもあります。
別のケースでは、担当者に確認不足の非があり、ディーラー側が無償でキャンセルを受け付けたという事例もありました。
まとめ:早急な行動がカギ、まずは冷静に相談を
40アルファードZハイブリッドの契約後にオプション変更を希望する場合、最も重要なのは「一刻も早くディーラーへ連絡する」ことです。
契約書にチェックを入れていても、正式な発注タイミング前であれば変更できる可能性は十分あります。納得いく形で愛車を迎えるためにも、落ち着いて誠意をもって相談することが最善の道です。
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