車検証とメーターの走行距離が違う場合の対処法|メーター交換時の正しい手続きと検査合格のポイント

車検、メンテナンス

車のメーターを交換したことで、車検証に記載されている走行距離と現在のメーター表示が一致しないケースは意外と多く見られます。このような状況では、車検で不合格になるのではないかと不安になるかもしれませんが、正しい手続きを踏めば問題なく車検を通すことができます。この記事では、走行距離が不一致になった際の対応方法を詳しく解説します。

車検証とメーター表示のズレはなぜ問題になるのか

車検証には直近の車検時の走行距離が記載されています。これに対して、メーター交換後のODOメーターがリセットまたは低い数値を表示していると、走行距離が減ったように見え、メーター改ざんや不正を疑われる原因になります。

メーター交換を行った場合、それを証明する書類がないと、車検時に検査官から説明を求められる可能性があります。そのため、あらかじめ準備しておくことが大切です。

メーター交換後の車検に必要な書類とは

走行距離の整合性を保つために、以下のような書類を用意しておくとスムーズに検査を通すことができます。

  • メーター交換証明書:ディーラーや整備工場でメーターを交換した場合に発行されることが多い書類で、交換日と旧メーターの走行距離、新メーターの初期値などが記載されています。
  • 整備記録簿:交換時の作業が記録された整備記録簿があれば、信ぴょう性が高まります。
  • メモや走行距離の記録:自分でメーター交換した場合でも、交換前後の写真や記録を保存しておくことで代用可能な場合があります。

これらを提出すれば、メーター交換による走行距離のズレが正当なものであることを証明できます。

メーターを交換したまま申告せずに車検を受けるとどうなる?

特に書類を準備せずに車検を受けた場合、車検場の検査官が「前回より走行距離が減っている」ことに気付き、説明を求められます。その際に証明できない場合、最悪の場合は車検が保留になる可能性もあります。

不正なメーター戻しと見なされないためにも、適切な申告と記録が重要です。民間の整備工場やディーラーを通して車検を行う場合でも、事前に状況を説明しておけば必要な対応を取ってもらえるでしょう。

ODOメーターの補正表示やステッカー対応

一部の整備工場や販売店では、メーター交換後の走行距離補正を車内の見える位置にステッカーで貼付する対応を取ることがあります。これにより、第三者にもわかりやすく記録が残るため、売却時や継続検査時にも安心です。

また、販売時に中古車情報に記載される「走行距離不明」扱いを回避するためにも、距離の管理と証明は非常に重要です。

メーター交換時にユーザーができる対策

もしこれからメーター交換を予定しているなら、以下の対策を取ることをおすすめします。

  • 交換前後のODOメーターの写真を撮影
  • 走行距離の記録をメモしておく(日時と距離)
  • 可能であれば整備記録簿や交換証明書を発行してもらう

これらの記録は、車検時だけでなく将来的な車両売却時にも有効な証拠となります。

まとめ:メーター交換は正しい記録と申告で車検も安心

車検証とODOメーターの走行距離が異なっていても、正しく記録・説明できれば車検は問題なく通過できます。重要なのは「不正でないことを証明できるかどうか」です。交換時の記録や証明書、写真などを準備しておき、必要があれば車検時に提示できるようにしておきましょう。

車検に不安がある場合は、整備工場や車検代行業者にあらかじめ相談するのも有効な方法です。

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