ワゴンR(MH34S)のウィンカーリレー交換方法と場所を徹底解説

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ワゴンR(MH34S型)に乗っていると、ウィンカーの点滅速度が速くなったり、点灯しなくなったりといったトラブルに遭遇することがあります。その原因の一つがウィンカーリレーです。この記事では、MH34S型ワゴンRのウィンカーリレー交換の可否、リレーの場所、実際の交換方法までを詳しく解説します。

MH34S型ワゴンRにウィンカーリレーは存在する?

結論から言うと、MH34S型ワゴンRには従来の「交換可能なウィンカーリレー」は存在しません。なぜなら、ウィンカー制御はリレーではなく、ボディコントロールモジュール(BCM)という電子制御ユニットに統合されているためです。

BCMは車両のヒューズボックスと一体化しており、簡単に交換できるパーツではありません。そのため「リレーだけを交換する」という対応はできない構造になっています。

ウィンカーリレーの場所を探しても見つからない理由

旧型の車種では、運転席足元付近やステアリング下のヒューズボックスにウィンカーリレーが物理的に存在していましたが、MH34Sではそれが電子化されています。

MH34SのBCMは運転席側ダッシュボード奥、ヒューズボックスに一体化されており、基盤内部でウィンカー制御も行っているため、見た目で「ウィンカーリレー」が見つかることはありません。

ウィンカーが不調な場合の対応方法

ウィンカーの不具合がある場合は、以下の手順で原因を切り分けましょう。

  • バルブ切れ(前後左右すべて確認)
  • ハザードスイッチの接触不良
  • 配線の断線やショート
  • BCMの故障(ディーラー診断要)

バルブやスイッチ類の交換で直らない場合は、スズキディーラーに持ち込み、BCMの状態を専用スキャンツールで診断してもらうのが確実です。

社外ウィンカーリレーでLED対応を考えている人へ

MH34SでウィンカーをLED化したい場合も、リレー交換では対応できません。ハイフラ防止抵抗をLEDバルブごとに設置する方法か、LED対応バルブでキャンセラー内蔵型を選ぶ方法が現実的です。

抵抗はバルブ1つに対して1つずつ装着が必要で、配線加工も伴います。安全に施工するにはカーショップや専門業者への依頼がおすすめです。

実際に行われたカスタム事例と注意点

MH34Sオーナーの一部には、BCM制御にもかかわらずLED化を目指し、抵抗を使ってハイフラ対策を行った事例もあります。抵抗は非常に発熱するため、金属部分やボディに固定しないと火災リスクがあります。

また、BCMの負荷が増すと電装系全体に悪影響を及ぼす可能性があるため、自己責任での施工が前提となります。

まとめ:MH34Sのウィンカーはリレー交換ではなく電装診断が鍵

MH34SワゴンRはウィンカーリレーが独立して存在しない構造のため、「交換で改善」は期待できません。異常がある場合はBCMを含めた電装診断が必要です。

ウィンカー不調時には、まずバルブやスイッチを確認し、問題が解決しない場合はディーラーや整備工場での診断を受けることをおすすめします。

LED化やカスタムを考えている場合は、安易なリレー交換ではなく、抵抗設置やキャンセラー機能付きバルブで対応しましょう。

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