日産のフラッグシップミニバン「エルグランド」が、約16年ぶりにフルモデルチェンジを迎えることが発表されました。新型エルグランドは、先進的なデザインと最新の技術を取り入れ、再び高級ミニバン市場での存在感を示すことが期待されています。
新型エルグランドのデザインと特徴
新型エルグランドは、フロントグリルに自発光する日産エンブレムやドット状のLEDランプを採用し、近未来的なデザインが特徴です。リアには横一文字のLEDコンビランプを備え、全体的に洗練された印象を与えます。サイドビューでは、Aピラーからリアにかけてクロームモールが施され、上質さと伸びやかさを演出しています。
また、ルーフラインは水平基調で、リアエンドは直角に切り立つスクエアな造形となっており、力強さと安定感を感じさせるデザインとなっています。
搭載される最新技術：第3世代e-POWER
新型エルグランドには、日産が開発した第3世代のe-POWERシステムが搭載される予定です。e-POWERはエンジンで発電し、その電力でモーターを駆動するシリーズ方式の電動パワートレインです。
第3世代e-POWERでは、新開発の1.5リッター発電専用エンジンを核に、モーターやインバーターなど5つの主要部品を1ユニットにモジュール化した「5-in-1」構造を採用。これにより軽量化が図られ、静粛性と燃費性能の大幅な向上が期待されています。
発売時期と今後の展望
日産は、新型エルグランドを2025年後半に公開し、2026年度の発売を予定していると発表しました。これにより、長らくモデルチェンジが行われていなかったエルグランドが、再び市場に登場することとなります。
また、2025年秋に開催予定の「ジャパンモビリティショー2025」でのさらなる情報公開や実車の初披露にも期待が集まっています。
トヨタ・アルファードとの比較
新型エルグランドは、トヨタの人気ミニバン「アルファード」との競合が予想されます。アルファードは高級感あふれる内装や豊富な装備が特徴で、ファミリー層を中心に高い人気を誇っています。
一方、新型エルグランドは、先進的なデザインと最新のe-POWERシステムを搭載し、走行性能や燃費性能の向上が期待されています。また、価格帯においてもエルグランドの方が抑えられる可能性があり、コストパフォーマンスを重視するユーザーにとって魅力的な選択肢となるでしょう。
まとめ
新型エルグランドは、先進的なデザインと最新技術を取り入れ、再び高級ミニバン市場での存在感を示すことが期待されています。トヨタ・アルファードとの競合も予想される中、ユーザーにとっては選択肢が広がることとなり、今後の動向に注目が集まります。
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