カワサキをはじめとする国内メーカーのバイクを新車で購入した際、現車確認の段階でキズが見つかることは稀ですが、ゼロではありません。このような場合、どのような補償が受けられるのか、正しい対応方法を知っておくことが大切です。
新車にキズがある場合の基本的な対応
新車で購入したにもかかわらず、納車前の現車確認でキズが見つかった場合は、購入店(ディーラーや販売店)に直ちに報告しましょう。納車を受ける前であれば、販売店の責任で修理や交換を要求することが可能です。
「受け取った後」よりも、「受け取る前」に指摘することで、購入者側の負担なく解決されるケースがほとんどです。
メーカー保証の対象になる?
カワサキでは、新車に対して「製品保証制度」を設けており、一定期間・一定条件のもとで無償修理が可能です。ただし、初期不良に該当するようなキズかどうかが重要です。
キズの場所や深さによっては「製造過程で発生した不具合」としてメーカー側が無償で対応することもありますが、輸送時や展示中に生じたものと判断されると、販売店の責任として処理されることが一般的です。
補償内容とその範囲について
対応としては以下のようなパターンがあります。
- キズ部分の無償修理(板金・再塗装)
- パーツ単位での無償交換
- 新車交換(ごく稀なケース)
多くの場合は、部品単位での補修または交換で対応されます。販売店との交渉がスムーズに進まない場合は、購入契約書や納車前のチェックシートを確認しましょう。
事例紹介:納車前にタンクにキズを発見したケース
とあるユーザーは、カワサキZ900RSを新車で契約し、納車前の確認でタンクに5cmほどの擦りキズを発見。即座にディーラーに指摘し、無償でタンク交換対応となりました。販売店も誠実な対応で、納車までに1週間ほどの調整で済んだそうです。
このように、購入者がしっかり確認し、早期に行動することが補償につながります。
納車後に気づいた場合の対応
もし納車後にキズを見つけた場合も、すぐに販売店へ連絡するのが鉄則です。ただし、そのキズが使用中にできたものと判断されると、保証対象外になることもあります。
納車時の写真や動画、受け取りチェックリストを記録しておくと、万が一のトラブル時に役立ちます。
まとめ:納車時の現車確認を怠らず、早期対応を
カワサキの新車バイクにキズがあった場合でも、早めに対応すれば補償や修理が受けられるケースが大半です。納車前の確認は慎重に行い、気になる点があればすぐにディーラーへ申し出ましょう。
購入後の満足度を高めるためにも、契約前・納車前・納車直後の3つのタイミングでしっかりチェックすることをおすすめします。
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