3KJジョグの最高速を90キロにするために、さまざまなカスタムを試みている方に向けて、最高速を向上させるための調整ポイントや考慮すべき要素について解説します。エンジンのカスタムやファイナルギア、ウェイトローラーなどの調整についても触れ、どうしてもあと5キロが出ない原因とその解決策を探ります。
カスタムの現状と目標の整理
現在の仕様として、BMFチャンバー、横綱ハイスピードプーリー、3YKキャブ、3YKファイナルギア、ウェイトローラー5.5g×3個で85キロの最高速に達しているとのこと。目標として90キロを目指しているわけですが、このカスタム内容であと5キロの伸びがない原因はどこにあるのでしょうか。
最初に考えるべきは、エンジンの出力やトルク、ギア比、スプリングの強さなど、車両の全体的なバランスがどうなっているかです。特にファイナルギアを変更したことで坂道を登らなくなったり、最高速が若干低下してしまったことに対する対策が必要です。
ファイナルギアの変更とその影響
FTR223のファイナルギアを3YKに変更したことによって、坂道を登らなくなったり、最高速が低下したという問題が発生しています。これは、3YKのファイナルギアがFTR223の標準的なギアに比べてトルク特性やパワーバンドが異なるため、スピードが伸びにくくなる可能性があります。
ファイナルギアを変更する際は、エンジンのトルクやパワーバンドが変化することを理解し、他のカスタムとのバランスを取ることが大切です。逆に、より高回転向けのギア比にすると、低速域でのトルクが不足しがちになり、坂道での走行や発進時に不安定になることがあります。
ウェイトローラーの調整とその効果
ウェイトローラーの重さを変更することで、加速性や最高速に変化をもたらすことができます。現状、ウェイトローラー5.5g×3個を使用しているとのことですが、もう少し軽いものにすることで、回転数を高め、よりスムーズに加速することが期待できます。
軽くしたウェイトローラーは、高回転域での出力を引き出す効果があり、最高速向上に貢献することが多いです。ただし、軽すぎるローラーを使うと、低速域でのトルクが不足してしまうため、適切なウェイトを選ぶことが大切です。
ポート加工などエンジンの手を入れる必要性
最高速向上を狙うのであれば、ポート加工などのエンジンへの手を加えることは効果的な方法の一つです。ポート加工を行うことで、エンジン内部の空気の流れが改善され、燃焼効率が向上します。その結果、エンジンの出力や回転数が上がり、最高速の向上に繋がります。
ただし、ポート加工は高度な技術を要する作業であり、エンジン内部に手を加えるため、専門の業者に依頼する必要があります。また、加工後はエンジンの耐久性に影響を与えることもあるため、慎重に検討することが求められます。
まとめ:最高速向上のための調整とポイント
FTR223の最高速を90キロにするためには、ファイナルギアの見直し、ウェイトローラーの調整、そして必要であればエンジンのポート加工を行うことが有効です。特にファイナルギアの変更によりトルク特性が変化するため、最適なギア比を選ぶことが重要です。
ウェイトローラーの軽量化やポート加工を行うことで、最高速の向上を実現できる可能性がありますが、車両全体のバランスを考慮して調整を行うことが大切です。最終的には、専門のショップに相談し、最適なカスタムを施すことで、目標の90キロに近づけることができるでしょう。
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