FRPエアロパーツの削りすぎ時の修理方法とその手順

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FRP(繊維強化プラスチック)製のエアロパーツを扱う際、うっかり削りすぎてしまった場合でも、適切な修理方法を知っておくことが大切です。特に、裏側が透けて見えるほど削れてしまった場合、どう修復すべきか不安になることもあります。この記事では、FRPエアロパーツの修理方法を詳しく解説します。

1. FRPエアロパーツの削りすぎを修理するための基本的な手順

FRPエアロパーツを削りすぎて裏側が見えてしまった場合、最初に行うべきはパテを使った修理です。パテで表面の形状を整え、その後研磨し、仕上げを行います。これにより、パーツの強度を保ちながら見た目をきれいに整えることができます。

具体的には、削りすぎた部分にパテを塗布して形を整え、乾燥後に研磨して平らにします。その後、プライマーやサフェーサー(プラサフ)を塗り、最終的に塗装を施して仕上げます。この一連の作業をしっかりと行うことで、見た目がよくなるだけでなく、パーツの強度も確保できます。

2. 使用するパテとプライマーについて

パテはFRP素材に適したものを選ぶことが重要です。エポキシパテやポリパテが一般的に使用されます。エポキシパテは強度が高く、耐水性にも優れているため、外装パーツの修理に向いています。

また、パテの上に塗布するプライマー(サフェーサー)は、塗装の下地作りに重要な役割を果たします。プライマーをしっかりと塗ることで、塗装の密着性が高まり、長期間の使用に耐える仕上がりとなります。

3. 研磨と塗装の注意点

研磨は修理作業の中でも非常に重要な工程です。パテを塗った部分が平滑になるまで丁寧に研磨を行います。初めは粗めのサンドペーパーを使用し、徐々に細かいペーパーに切り替えていきます。研磨後はパーツ全体をしっかりと拭き取り、塗装に移ります。

塗装は、パーツが湿気を吸っていると塗料がうまく定着しないため、乾燥した状態で作業を行うことが大切です。塗装後は、必要に応じてクリアコートを施して仕上げます。

4. 修理後の確認とメンテナンス

修理が完了した後は、必ず修理部分がしっかりと整っているか確認しましょう。パーツの形状や強度に異常がないかチェックすることが重要です。また、修理後は定期的にメンテナンスを行い、ひび割れや劣化がないかを確認します。

特に、車が走行する際に受ける衝撃や振動により、修理した部分が再び壊れることがあるため、定期的にチェックしておくことが大切です。

まとめ

FRPエアロパーツを削りすぎてしまった場合でも、適切な修理方法を踏むことで、元の状態に近い仕上がりにすることができます。パテを使用して形を整え、研磨と塗装を施すことで、見た目を改善しつつ強度を保つことが可能です。修理後はメンテナンスを行い、長期間使用できるようにしましょう。

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