本記事では、HiKOKI(旧日立工機)の36VインパクトレンチWR36DDとWR36DEのアンビル(スクエアドライブ)の互換性について詳しく解説します。正しい知識を持って、作業効率と安全性を向上させましょう。
WR36DD と WR36DE の基本スペックの違い
WR36DE は 12.7 mm スクエアドライブ、最大トルク770 Nm と非常に高性能なモデルです:contentReference[oaicite:0]{index=0}。
一方で WR36DD は同じ36V系でも、モデルによっては 19 mm(3/4インチ)アンビル規格の場合があり、型番や目的が異なります(例:WR36DA/DBシリーズでは19 mm or 12.7 mm):contentReference[oaicite:1]{index=1}。
アンビル互換性の仕組み
アンビル(スクエア)はインパクト本体との接合部が専用設計されており、モデル間でピンや溝の位置が異なるため、簡単に交換はできません。
メーカー純正パーツの分解図を見ると、WR36DEのアンビルASS’Yは専用設計で、WR36DDには直接互換しません:contentReference[oaicite:2]{index=2}。
変換アダプターの活用方法
WR36DD(通常19 mm)を12.7 mmで使いたい場合、市販の変換アダプター(例:HiKOKI 0098‑6004)が有効です。これは19→12.7への変換を前提としたアタッチメントで、装着すれば使い勝手を改善できます:contentReference[oaicite:3]{index=3}。
ただし、アダプター使用時は強度に注意が必要で、本体性能を100%引き出せない場合があります。
おすすめの選択肢と注意点
- 強度重視の本格派:WR36DE(元から12.7 mm)を選ぶのがベスト。サイズも軽量で扱いやすい:contentReference[oaicite:4]{index=4}。
- コスト重視&既存活用:現在WR36DDを使っているなら、まずは変換アダプターを試す。交換が簡単で安価。
実例:アダプター導入後の使用感
例えば、ソケットで16 mmナットを回す頻度が高い現場では、変換アダプター装着で作業効率が格段に向上します。
ただし、高トルクが必要な場面でアダプター経由では、締め付け不足の恐れがあるため、その場合はWR36DE本体購入が合理的です。
まとめ
WR36DD本体にWR36DEのアンビルを直接取り付けることはできません。12.7 mmを使いたい場合は、変換アダプターが現実的な解決策です。
作業の質を第一に考えるなら、元から12.7 mm対応のWR36DEを選ぶことをおすすめします。
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