レクサスIS300(2019年式)の中期モデルをカスタムする際、「ガソリンモデル(DBA型)」と「ハイブリッドモデル(AVE型)」で足回りの構造が異なるかどうかは、車高調の流用可否にも大きく影響します。この記事では、両モデルの違いや注意点をわかりやすく解説します。
DBAとAVEの違いとは?
レクサスIS300の中期型には、ガソリン仕様(型式:DBA-ASE30)とハイブリッド仕様(型式:AVE30/AVE35)があります。外観はほぼ同じですが、パワートレインやシャシー構成に違いがあります。
特に足回りにおいては、ハイブリッドモデルではバッテリーや回生ブレーキなどの影響で車重や重量配分が異なるため、ダンパーのセッティングやスプリングレートに差が出る可能性があります。
車高調の構造と互換性について
多くの車高調メーカーは、ガソリン車(DBA)とハイブリッド車(AVE)を別品番でラインナップしています。これは取付部の構造やリアサスのストローク、減衰力のセッティングが異なるためです。
例えば、ある有名メーカーでは以下のような型番分けがされています。
- DBA-ASE30(IS300)用:XYZ123
- AVE30/35(IS300h)用:XYZ124
つまり、ボルトオンでの流用は難しく、セッティングの違いが乗り心地や安定性に影響を及ぼす可能性が高いため、正規対応品を選ぶのが無難です。
実例:ユーザーの取付報告
一部のユーザーからは「DBA用をAVEに流用した」という報告もありますが、多くはブラケットの加工や干渉回避が必要だったという声が見られます。
また、「物理的に装着はできたが、ハイブリッド特有の重量に合っておらず、乗り心地や減衰のバランスが悪くなった」との評価もあるため、注意が必要です。
適合確認はメーカーへ相談が確実
もし中古の車高調を流用したい場合でも、メーカーに問い合わせて適合情報を確認するのが安心です。サスペンション構造は外からはわかりづらく、わずかな違いが安全性や乗り味に大きな影響を与えます。
特に、リアサスペンションのマウント方式や減衰調整機構の配置などはモデルごとに微妙に違うため、「同じISだから使える」と安易に判断するのは避けましょう。
まとめ:車高調の流用は基本NG、専用品を選ぼう
レクサスIS300(2019年式)中期型におけるガソリン(DBA)とハイブリッド(AVE)では、足回り構造や車重バランスに差があるため、車高調の流用は基本的におすすめできません。
安全性・快適性・耐久性を重視するなら、対応型式専用品を選ぶのがベストです。見た目の互換性に惑わされず、しっかりと型式適合を確認してカスタムを楽しみましょう。
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