インチアップでフェンダーとタイヤの隙間はどう変わる?見た目と走行性能の関係を徹底解説

カスタマイズ

愛車をドレスアップする定番カスタムの一つが「インチアップ」です。しかし、見た目だけでなく走行性能や車検への影響まで気になるポイントは多くあります。中でも「インチアップするとフェンダーとタイヤの隙間が狭くなるのか?」という疑問を持つ方は少なくありません。今回はその仕組みをわかりやすく解説します。

インチアップとは?基本の定義とメリット

インチアップとは、タイヤ外径はそのままにホイールのリム径を大きくし、それに合わせた薄いタイヤ(扁平タイヤ)を装着することを指します。たとえば純正で15インチの車に対して17インチのホイールに交換するなどが該当します。

メリットとしては、スポーティで迫力ある見た目コーナリング性能の向上などが挙げられますが、デメリットもあるため注意が必要です。

インチアップでフェンダーとの隙間は本当に狭くなる?

答えは「場合による」です。基本的にタイヤの外径が変わらないように設計されていれば、フェンダーとの隙間は変わらないのが正解です。ただし、以下のような要因により見た目に変化が出ることがあります。

  • タイヤの外径を意図的に大きくする(=実質的な外径アップ)
  • 車高が変わる(ローダウンと同時施工)
  • オフセットやホイール幅の変更

つまり、インチアップ単体では隙間は変化しないことが原則ですが、他の要因と組み合わさることで「狭くなったように見える」ことが多いのです。

実例:15インチから17インチへインチアップしたケース

たとえば、純正で185/65R15のタイヤを履いている車に対して、215/45R17のタイヤに変更したとします。この場合、外径はほぼ同じですが、扁平率が下がることでサイドウォールが薄くなり、視覚的にはフェンダーとの隙間が「目立つように」感じられることがあります。

一方、同時にローダウンサスペンションを導入していれば、全体的に車高が下がり、結果としてフェンダーとの隙間が物理的にも視覚的にも狭まります。

インチアップの注意点とデメリット

見た目が良くなる一方で、次のようなデメリットも考慮する必要があります。

  • 乗り心地が硬くなる
  • タイヤ・ホイールの価格が高くなる
  • ハンドルが重くなりやすい
  • 燃費が悪化する可能性
  • スピードメーター誤差が出る

また、外径が大きくなりすぎるとフェンダー干渉や車検不適合のリスクもあるため、事前の調査やショップでの相談が重要です。

インチアップするならフェンダーとの関係も意識しよう

見た目を重視してインチアップを検討する場合は、フェンダーとの隙間がどう見えるかも重要な要素です。フェンダーアーチとの相性によっては、適切な外径やオフセットの選定が欠かせません。

さらに見た目を引き締めたい場合は、ダウンサスや車高調を組み合わせることで、より一体感のあるスタイルが実現します。

まとめ:インチアップの隙間は見た目次第、外径維持が基本

インチアップによってフェンダーとタイヤの隙間が狭くなるかどうかは、「タイヤの外径」や「車高調整」などの要素によって変わります。基本的にはタイヤ外径を保つ限り隙間は物理的に変わりませんが、視覚的な印象や組み合わせによって狭く見えることは多々あります。

安全面や乗り心地も踏まえて、スタイルと機能性のバランスを意識したインチアップを行いましょう。

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