車の免許を取得する際に、オートマ限定免許を持っている場合でも、準中型免許を取得できるのかという疑問を持っている方は多いでしょう。準中型免許は、普通免許に比べて車両の重さや積載量に関して幅広い運転が可能となる免許ですが、オートマ限定免許でも問題なく取得できるのでしょうか?この記事では、その詳細について解説します。
オートマ限定免許とは?
まず、オートマ限定免許とは、オートマチック車(AT車)のみを運転できる免許のことです。マニュアル車(MT車)の運転ができない制限があるため、オートマ限定免許を取得した人は、AT車を運転する際には問題ありませんが、MT車を運転することはできません。オートマ限定免許は、運転が比較的簡単なAT車を対象にするため、取得が早く、手軽に免許を取ることができるのが特徴です。
オートマ限定免許を持っている場合でも、AT車に対しては特に問題なく運転できますが、MT車に関しては制限がかかります。このことを理解した上で、準中型免許を取得する際の要件を見ていきましょう。
準中型免許の概要と取得条件
準中型免許は、2017年3月12日以降に導入された新しい免許のカテゴリーです。準中型免許を取得すると、車両総重量3.5トン未満の車両を運転できるようになります。具体的には、普通自動車免許に比べてやや重い車両や、より多くの積載物を運ぶことができるようになります。
準中型免許の取得条件は、普通免許(AT限定も可)を持っていることが前提となります。つまり、オートマ限定免許を持っている場合でも、準中型免許を取得することは可能です。ただし、AT車限定の免許であれば、準中型免許もAT車でのみ運転することができます。
オートマ免許で準中型免許を受ける方法
オートマ免許(AT限定)を持っている場合でも、準中型免許を取得するためには特に追加の試験は必要ありません。普通免許(AT限定)を持っていれば、そのまま準中型免許の受験資格を得ることができます。ただし、準中型免許は車両総重量が3.5トン未満の車両を対象としているため、運転できる車両の範囲が広がりますが、オートマ車のみを運転することに制限があることを理解しておきましょう。
具体的な受験方法としては、運転免許試験場での試験に合格し、実技試験や学科試験を受けることになります。AT限定免許を持っている場合、準中型免許の取得後も、MT車を運転するためには別途、AT限定解除の手続きを行う必要があります。
AT限定免許と準中型免許の違い
AT限定免許と準中型免許は、取得できる車両の範囲や運転可能な車両の重さ、積載量に関して大きな違いがあります。AT限定免許はあくまでAT車に限定される一方で、準中型免許は3.5トン未満の車両に適用され、軽トラックや中型バン、さらには小型のダンプカーなども運転できるようになります。
このため、準中型免許を取得することで、仕事で使用する車両や趣味で運転したい車両の幅が広がります。オートマ限定免許で準中型免許を取得する場合、AT車でのみ運転可能であることに変わりはありませんが、免許を持っていることで車両選択肢が広がる点では非常に有益です。
まとめ:オートマ免許で準中型免許を取得できる
オートマ免許を持っている場合でも、準中型免許を取得することは可能です。AT限定免許であっても、準中型免許の受験資格を得ることができ、試験に合格すれば、準中型車両を運転できるようになります。ただし、AT限定免許の場合は、準中型免許取得後もAT車でのみ運転することができる点に注意が必要です。将来的にMT車の運転が必要になった場合は、AT限定解除の手続きが必要となります。
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