車のルーフに自転車やはしごなど大きな荷物を載せて走っている車を見かけることがありますが、「あれ、どうやって降ろしてるの?」と疑問に思う人も多いはずです。この記事では、ルーフキャリアを使った荷物の載せ方・降ろし方、安全に行うためのポイント、便利なアイテムについて詳しく解説します。
ルーフキャリアって何?基本構造を理解しよう
ルーフキャリアとは、車の屋根に設置する荷台のことです。自転車、はしご、キャンプ用品、スキー板など、車内に収まらない長尺物や大型荷物を運ぶ際に使われます。
キャリアは「ベースキャリア(バー)」に「アタッチメント」を組み合わせて構成されており、荷物の種類によって専用のアタッチメントが用意されています。自転車用には「サイクルキャリア」、はしごには「ラダーキャリア」などがあります。
ルーフから荷物を降ろすときの一般的な手順
基本的には次のような流れで荷物を降ろします。
- 車を平坦で安全な場所に停車
- 必要に応じて踏み台やステップを準備
- 荷物を固定しているベルトやストラップを外す
- ゆっくりと荷物を持ち上げ、バランスをとりながら降ろす
特に重い荷物や長尺物の場合は2人で作業することが推奨されます。無理に一人で作業すると、落下や車の損傷、ケガのリスクがあります。
サポートアイテムでより安全・ラクに!
ルーフから荷物を安全に降ろすためには、以下のような補助アイテムが非常に役立ちます。
- ステップラダー(踏み台):ドアに引っ掛けて使えるポータブルタイプもあり便利
- ローダウンルーフラック:荷物の載せ降ろしがしやすい低い位置に設定されたキャリア
- 電動ウインチ付きラック:電動で荷物を持ち上げたり下げたりできる高機能モデル
特に背の高いSUVやミニバンにとっては、ステップなしではかなり大変です。
自転車を載せる場合の注意点とコツ
自転車をルーフに載せる場合は「サイクルキャリア」を使用します。前輪を外してフレームを固定するタイプや、ホイールそのまま載せられるタイプなどがあります。
載せる際には、自転車の重量が10kg以上になることも多いため、2人作業+踏み台の使用が推奨されます。また、車高が高くなるので高さ制限のある駐車場やトンネルに注意しましょう。
はしごなど長尺物を載せる際のポイント
はしごなどの長尺物をルーフに載せる場合、「前後の突き出し」が道路交通法で制限されています。最大で前方1m・後方1.1mまでです。超える場合は赤い布などで注意喚起が必要です。
また、走行中に荷物が動かないよう、ラチェット式のベルトなどで確実に固定する必要があります。
まとめ:ルーフキャリアの荷物は工夫次第で安全に扱える
ルーフキャリアを使った荷物の載せ降ろしは、ポイントさえ押さえれば特別難しいものではありません。踏み台やキャリアの種類、固定方法などに気を配ることで、安全に荷物を運ぶことが可能です。
自転車・はしご・キャンプ用品などを載せる予定がある方は、自分の車に合ったキャリアを選び、無理をせず・安全第一で作業するようにしましょう。
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