林道ツーリングを楽しむ上で、バイク選びは非常に重要です。特にソロで走ることが多いライダーにとっては、転倒時の引き起こしや狭路での取り回しを考慮して、軽量かつオフロード性能に優れた車種を選ぶのがポイント。本記事では、排気量にこだわらず「林道オフロード特化型」で、特にソロライドに適したおすすめバイクを厳選して紹介します。
林道用バイク選びのポイントとは?
林道ツーリングに最適なバイクを選ぶ際、次のような要素が大きな判断基準となります。
- 軽さ:ソロでの引き起こし・転倒リスク軽減
- 足つき性:林道での安定性確保
- サスストロークと最低地上高:段差やガレ場での走破性
- 信頼性:トラブルが少ないエンジンと構造
また、ナンバー取得可能なモデルであれば、自走で林道までアクセスできるという利便性も加わります。
おすすめ①:ホンダ CRF125F(軽量&扱いやすさ重視)
エントリーユーザーにも人気のあるCRF125Fは、125ccながら非常に軽量で、林道走行に十分なトルクと足回りを持っています。
車両重量:約88kgと非常に軽く、万が一の転倒時でも引き起こしが簡単です。
本来は競技・レジャー用モデルのため、ナンバー取得には登録改造が必要になりますが、特に私有林道などでの走行におすすめです。
おすすめ②:カワサキ KLX230(公道・林道両用のバランスモデル)
KLX230は、公道走行可能なトレールバイクとして設計され、初心者からベテランまで扱いやすいオフロード性能を備えています。
低中速トルクが太く、林道での登坂や低速走行に強く、セル付きなので万一のエンスト時も安心。
車両重量:134kgと軽量で、シート高も低めのため足つき性にも優れています。
おすすめ③:ヤマハ SEROW250(定番の林道マスター)
惜しまれつつ生産終了したSEROW250は、林道用バイクの代名詞とも言える存在。中古市場で根強い人気があります。
抜群の足つき性と、低回転から粘るエンジン特性により、岩場やぬかるみでも安心して走破可能。
車両重量:133kg。軽量でタンク容量も大きめなので長距離林道でも安心です。
おすすめ④:ベータ RR4T 125LC(本格エンデューロ入門機)
イタリア発の本格エンデューロマシン。軽量コンパクトなフレームに水冷4スト125ccエンジンを搭載しており、林道では抜群の走破性を発揮します。
セル付き&公道走行可で、日本国内でも愛好者が増加中。ハードな林道やステップアップを目指す方にぴったりです。
軽さ・扱いやすさの比較一覧
モデル名 | 排気量 | 重量 | 公道走行 |
---|---|---|---|
ホンダ CRF125F | 124cc | 約88kg | ×(改造で可) |
カワサキ KLX230 | 233cc | 約134kg | ◯ |
ヤマハ SEROW250 | 249cc | 約133kg | ◯ |
ベータ RR4T 125LC | 124cc | 約107kg | ◯ |
まとめ:ソロ林道ツーリングには軽さと信頼性がカギ
ソロでの林道ツーリングを楽しむなら、軽量で引き起こしがしやすく、足場の悪い場所でも取り回しやすいバイクを選ぶことが重要です。
CRF125FやKLX230、SEROW250、RR4T 125LCなどは、いずれも林道特化バイクとして高評価を得ており、ライダーの体力や技量に応じて選ぶことで、安心・快適な林道ライフが実現します。
普段は大型バイクに乗っている方こそ、林道用に軽量な1台を所有することで、まったく別のバイクライフを楽しめるはずです。
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