インプレッサスポーツの中古価格が安い理由とは?スポーツカーの価格の誤解を解く

中古車

中古車市場で「インプレッサスポーツ」が比較的新しい年式にもかかわらず、スタンダードなインプレッサより安く見えることがあります。この現象には複数の理由がありますが、「スポーツカー=高級車」というイメージが必ずしも当てはまらない点が重要なカギとなります。

「インプレッサ」と「インプレッサスポーツ」の違いを整理しよう

まず前提として、「インプレッサスポーツ」という名称はスポーツカーを意味するものではなく、スバルが販売している「5ドアハッチバック」モデルを指しています。

一方で、一般的に高性能なスポーツ仕様として知られる「WRX」シリーズ(インプレッサWRX STIなど)は、エンジン性能や足回りが強化されており、価格も高騰する傾向にあります。インプレッサスポーツはあくまでファミリーユースを意識した実用車なのです。

年式が新しいのに価格が安い理由

中古車価格は「需要と供給」「装備グレード」「市場評価」などで決まります。年式が新しくても、需要が限定的だったり、人気の装備がなかったりすると価格は下がりやすくなります。

たとえば、2018年式のインプレッサスポーツでも「1.6Lモデル」「ベースグレード」などは市場で在庫過多になると価格が安くなります。

「スポーツカー=高い」は必ずしも正しくない

スポーツカーという言葉はしばしば「高性能」「高価格」と結びつきますが、インプレッサスポーツの「スポーツ」はデザインやボディタイプを指しているだけです。

これは「フィットRS」や「ノートe-POWER NISMO」など、ネーミングに“スポーツ”や“RS”が入っていても、実際の価格や性能が万人向けという例と同じです。

実際の市場価格比較例

2022年7月現在、中古車市場では2015年式のインプレッサG4セダンが80万〜100万円前後で流通している一方、2018年式のインプレッサスポーツ(1.6i-L)は70万〜90万円程度で流通しているケースもあります。

これは「車格」「ボディタイプの人気」「走行距離」などを総合的に判断した結果であり、年式や名称だけでは価格は決まりません。

購入の際に注目したいポイント

  • 「スポーツ」の名に惑わされず、グレードや仕様を確認
  • 走行距離や修復歴の有無を優先的にチェック
  • 装備(ナビ、アイサイト、ETCなど)の充実度
  • 車検残やメンテナンス履歴の確認

まとめ

インプレッサスポーツの価格が安く見える理由は、ネーミングや年式だけでなく、実用性重視の設計や市場人気の影響によるものです。「スポーツ」という言葉に過度な期待を抱かず、冷静にスペックと市場動向を見極めることが、中古車選びで失敗しないポイントです。

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