ブレーキマスターシリンダーを交換後、ふかふかしたブレーキタッチや踏み込んだ際の底付き感が発生することがあります。特にエア抜きをきちんと行ったつもりでも、他に原因がある場合があります。今回は、そのような症状の原因と解決策を解説します。
ブレーキシステムのエア抜きについて
エア抜きは、ブレーキフルードに混入した空気を抜く作業であり、ブレーキタッチを正常に保つために重要です。しかし、エア抜きが不十分だと、ふかふかしたタッチやペダルが底付きするような問題が発生します。エア抜きは4輪全てが完了しているか確認し、必要ならば再度行うことが推奨されます。
他に考えられる原因
エア抜きが十分であっても、他の原因でブレーキタッチが不良になることがあります。まず、マスターシリンダー自体に不具合がある場合、フルードが適切に圧力をかけられないことがあります。また、マスターバックに不具合があったり、ブレーキパッドの摩耗が進んでいたりすることも影響を与えることがあります。
マスターシリンダー交換後のチェックポイント
マスターシリンダーを交換後に症状が改善しない場合、まずは以下の点を確認しましょう。
- マスターシリンダーの取り付けが正しく行われているか
- ブレーキフルードのレベルや種類が適切か
- ブレーキラインやホースに亀裂や漏れがないか
- エア抜きの順序が正しいか
これらの点を再度確認し、必要に応じて調整や再作業を行ってください。
解決策と今後の対策
エア抜きが完全である場合、ブレーキフルードの交換や、マスターシリンダー本体や関連部品の再確認が必要です。症状が改善しない場合は、プロの整備士に依頼してシステム全体の診断を受けるのも良い選択です。安全が最優先であるため、疑問が残る場合は早期の修理をお勧めします。
まとめ
ふかふかしたブレーキタッチや底付き感は、エア抜きが不十分な場合に発生することがありますが、それ以外にもシステム全体の確認が必要です。マスターシリンダーやブレーキラインに問題がないかを再確認し、問題が解決しない場合は専門家に相談しましょう。
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