免許更新のタイミングで「今回はまだブルー免許…次回はゴールドになるのか?」と気になる方は多いです。特に、無事故無違反の期間が長くなればなるほど、ゴールド免許の恩恵(更新期間が5年になる、保険料が安くなるなど)を早く享受したくなるもの。今回は、ゴールド免許の条件や取得時期の考え方、早く手に入れる方法があるのか?という疑問にわかりやすくお答えします。
ゴールド免許の取得条件とは?
ゴールド免許(優良運転者免許証)は、以下の条件を満たした人が取得できます。
- 免許証の有効期限が満了する日の時点で、過去5年間無事故・無違反であること
- 行政処分や交通違反の記録がないこと
この「過去5年間」は、更新日当日を含む直近5年間のことを指します。つまり、たとえ無事故無違反が4年11ヶ月でも、更新日前に1日でも違反があれば対象外です。
ゴールド免許の更新タイミングはいつ?
たとえば、令和3年6月1日に違反があった場合、そこから数えて5年後の令和8年6月1日が「無事故無違反5年達成」のタイミングです。次回の更新が令和7年9月であれば、この時点ではまだ5年が経っていないため、ゴールド免許の対象にはなりません。
したがって、次の更新(令和12年9月)時には5年以上経過しているため、このタイミングでゴールド免許が交付されます。
早くゴールド免許を受け取る方法はあるのか?
結論から言えば、通常の更新スケジュールを前倒しにすることはできません。ただし、例外的に「住所変更などに伴う記載事項変更」によって、更新の機会が早まる可能性があります。
このような「併記更新」は、例えば引っ越しで免許証の住所を書き換える際、運転免許センターで「更新も一緒に行うことができる」と案内される場合があります。ただし、このタイミングでゴールド条件が満たされていなければ意味はありません。
記載事項変更による併記更新の注意点
併記による早期更新を検討する場合でも、「ゴールド免許の対象期間を満たしている」ことが前提となります。対象外のまま併記更新してしまうと、次回の更新もブルー免許のままになります。
また、各都道府県警によって運用が若干異なることがあり、「早期更新を原則不可」としているケースもあります。最新の情報は都道府県の警察公式サイトで確認するか、免許センターで直接確認しましょう。
ゴールド免許のメリットを再確認
ゴールド免許を取得することで、以下のようなメリットがあります。
- 更新期間が5年間(一般運転者は3年)
- 更新手続きが短時間で済む(講習が30分程度)
- 任意保険料が割引になることが多い
- 信用度が高くなる(レンタカーなどで有利)
特に、任意保険に関しては年間数千円〜1万円以上の差が出る場合があるため、長期的なコストメリットも大きいです。
まとめ:ゴールド免許は地道な無違反継続が最短ルート
「もっと早くゴールド免許を取得したい」という気持ちはよくわかりますが、残念ながら正式な方法としては無事故無違反を5年間継続する以外に近道はありません。
例外的に併記更新で更新時期が前倒しになるケースもありますが、そのタイミングで条件を満たしていることが前提です。無理に併記を狙うよりも、引き続き安全運転を心がけて、確実に次回更新でゴールド免許を目指すのが最善策です。
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